4月にまた値上がりの話が持ち上がり、物価高の影響が私たちの生活にも出てきています。いくら物が高くても、生きていく上では必要なものは買わなければいけません。
節約というと、食費や日用品など日々の細かい金額に目がいったり、「特売日に買おう」という意識が働くことも多いと思います。
しかし、もっと効率的で大きな節約効果があるのが「片付け」「モノの整理」です。
私自身、片付けができていなかった18年ほど前までは、常に家計が火の車でした。当時は子ども三人、物価も今ほど高くないのに、です。
それは、ズバリ「無駄なものにお金をかけていたから」。
「これがあったら便利そう」「ないよりあった方が安心」など、本当に必要なものではないモノにお金をかけていました。
具体的にいうと
・シーズン終わりに、来シーズン使えそうな半額商品を買う
・3つ買ったらさらに値引きになるものを無理やり買う
・送料無料になるまであと◯◯◯円となると送料無料を選ぶ です。
普段、食費で10円安くなっているものを買っても大きく1000円、2000円と無駄買いをしていました。日用品も、特売日にまとめて買って得したつもりが、たくさんあると日々の使い方が雑になり多めに使ってしまうこともあります。香りや使い心地がイメージと違う、などの理由から途中で飽きてしまったり、ストックが増えすぎて部屋が物で溢れ、収納グッズを買って更に出費、ということもしました。
片付けをし、ものをたくさん持つことをやめ、最初に収納グッズを処分しました。この収納グッズに何万円使ったのだろう、と後悔したことを覚えています。
今のご時世、簡単に捨てることに躊躇を感じる方も多いと思います。その場合は「使い切ってから」を意識するのも一つの方法です。今あるストックを全て使ってから次を買う、という在庫処理をするだけでも、出費が減り金銭的には大きく違ってくるのではないでしょうか。
要不要に分ける、不要なものは処分、が片付けの手順ですが、捨てる事が全てではありません。あるものを使い切ってから捨てる、ストックを持ちすぎない、も一つの有益な方法です。