断捨離という言葉が流行って久しいですが、最近では「捨て活」という言葉もポピュラーになってきています。

「捨て活」とはズバリ、「モノを捨てる活動」の略で「必要なモノ以外捨てること」です。
これは、以前から片付けのやり方としてここで何度もお伝えしてきた「いるかいらないかに分ける」「不要品はなるべく早く手放す」まさにそのことです。

春になり、新生活が始まって、ライフステージやライフスタイルが変わった方も多いのではないでしょうか。
今まで使っていたモノが不要になった、そんな時期こそ「捨て活」をするのにピッタリです。
学年が変わって使わなくなったモノ、進学により学校が変わって使わなくなったモノ、これらを手放してみましょう。スッキリした空間を見るとさらに拍車がかかり、やる気が出ることも多くあります。

そして、この時期是非やって欲しいのは「衣替えのチャンスに洋服を減らしてみる」ことです。
去年の春夏服を1年ぶりに手に取って、客観的に状態を確認しましょう。洋服はたくさんあり過ぎるほど「着る服がない」となりがち。それは、選択肢が多すぎて脳みそのキャパシティを超え、「選べない」状態になっているからです。
洋服は、適量に減らすだけでグッと服選びが楽になります。

サイズアウトはしていませんか？　着心地も配慮してみてください。
流行りだから買ってみたけど似合わなくて着ていないものではないですか？
今年もその洋服を着たいと思えますか？
黄ばみや毛玉はないですか？
それを着て電車に乗って出かけられますか？

いろいろな質問を自身に投げかけると、本音が見えてきます。高価だったから、ほぼ着ていなくて状態がいいから、もったいないから、などはいったん脇に置いておきます。

1番分かりやすい質問は「これが無かったとして、同じものをまた買いますか？」です。この質問に「はい」と答えられるものは本当に必要なものです。

新生活が始まったら、今まで必要だったものが不要になったり、別のものが必要になったり、一緒にいる人が変わると受ける影響も変わって、好みが変わるかもしれません。それも含めて人生における成長です。今をよりよく生きるために、自分にとって最高と思えるものを少数精鋭で持つことは、暮らしの底上げにもなります。