片付けがどうしても進まない、モノの移動で終わってしまう、勿体無くて捨てられない......
「捨てる」ことに抵抗がある方もいらっしゃることでしょう。

今回は、捨てること、手放すことのトレーニングをお伝えします。
まず第一に、人間の体でイメージして欲しいのですが、「出す」事は自然の摂理にかなっていることを認識しましょう。
息は、吸うことばかり考えると過呼吸になります。まず吐ききったら自然と吸えるのです。
食べ物や飲み物を摂取したら、出さないとしんどいです。便秘は辛く、スッキリ出ること、出すことの重要性は周知されています。

水は、1箇所に滞っていると腐ります。清らかな川の流れは流れているから綺麗なのです。
家も同じで、モノが多いと空気が澱んできます。ゴミやチリや埃が増え、それがカビになったり虫が繁殖したりしてしまいます。
そうならないためにも、不用品は家から出す事が大事です。捨てるために心理的ハードルが1番低い順にやってみてください。

最初に、明らかなゴミから捨てましょう。そのうち捨てようと思っているものはすぐに家から出しましょう。また、ゴミ収集日の前日にはゴミ袋を持って「明らかなゴミ」を家中から探し出して集めましょう。ゴミに対しては、もったいないと言う感情はないと思います。期限の切れた食品やクーポン券などはゴミです。テーブルの上にあるよくからないもの、邪魔と感じているものもゴミの可能性が高いです。
無料でもらってきたけれど全く使ってなくて、たまってきているものもいったん手放してみましょう。どうしても捨てられない時は積極的に使ってから捨てましょう。大量の割り箸は普段の食事で使ってみると、使い切ることの快感も味わえます。大量にあるものはいくつか厳選して残し、適量を残すだけでもスッキリ感が違います。
まずはゴミを捨てて、スッキリ感とたくさん手放せた！　と言う達成感を味わってみて下さい。

モノが多くて何とかしたいと思う気持ちには、「多すぎて扱えない」と言う気持ちが潜んでいます。自分が扱える量だけに厳選すると、片付けに悩むこともなくなります。