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2023/12/01

ママに贈る魔法のメッセージ

第一声に意識を入れる

日本の古き良き躾(しつけ)、昔から伝わる智恵を伝承している、やまとしぐさ伝承学師範の辻中公(つじなか くみ)です。

日本では、食事などの所作法の型(かた)、季節の祭事の型を通して、生き方や心の育み方を伝え残してきました。
そんな暮らしの中で古くから伝え残されていきた「型」を、「やまとしぐさ」と命名し、その型の意味を皆様にお伝えしています。

さて、今回ぜひ知っていただきたい「やまとしぐさ」は、「第一声に意識を入れる」について。

意識は言葉より強烈なパワーを持っています。
「言葉は現実化する」
この言葉、よく聞くけれど「そんな非理論的な話はありえない」、「聞いたことはあるけれど、そんなに言った通りにはならない」、「どんなに良い言葉をつかっても思うような現実にならない」と感じている人はいませんか?
言葉だけを重要視するのではなく、意識を重要視してください。

どんなに素晴らしい言葉を使っていても、心の奥底で「本当はうまくいかない」と思っている、「信じられない!」と思っていると、うまくいかないのです。
心の奥底の意識は、言葉より強烈な力です。
表面的な言葉だけで、現実を変えようとしてもうまくいきません。

言葉には2種類あり、「相手が聞いている言葉」と「自分が聞いている言葉」があります。
「相手が聞いている言葉」とは、
「お友達と仲良くしているね」
「優しいね」
「お勉強を頑張っているね」など、相手に話しかけている言葉。

「自分が聞いている言葉」とは、心の奥底で意識している
ことです。
「もっと友達と仲良くしてくれたらいいのに......」 「もっと優しくすればいいのに......」
「もう少し成績が良くなればいいのに......」
「褒めておかないと機嫌が悪くなるから褒めるけど、正直、面倒くさいなあ」「おだてておいたら頑張るかしら? ひとまず褒めておこう」など、心の中でつぶやいている言葉です。

相手を褒めた言葉とは裏腹な意識は、声に出して言葉にしなくても強烈な力がありますから、意識が大切!

子どもが困っていたら心配しますよね。しかし、この「心配」という意識も厄介なものです。意識は現実化しますから、心配している困りごとはいつまで経っても消えません。
親の心の中で「大丈夫かなあ」という言葉がリフレインしていますから、子どもは大丈夫じゃなくなるのです。意識している通りに大丈夫じゃないことが実現します。親の不安という形にならない意識が充満し、子どもの行動力を阻害してしまうのですから、やることなすことうまくいかなくなるのです。心配する意識は、それほど強力でタチが悪いのです。
相手には、「大丈夫よ!」と言いながら、「大丈夫かなあ。不安だなあ。うまくいかなかったらどうしよう。どう慰めよう」などど、心の中はマイナスの意識で溢れています。もうすでに、うまくいかなかった時の事を想像しているので、どんなに子どもに「大丈夫よ!」と言っていても、言葉より意識が勝りますから、現実はうまくいかなくなるのです。

意識はとても大切です。
だから、心の中でふと、マイナスのことを意識してしまったら、心からプラスなことを意識してみてください!
「うちの子どもは最高!」
「大丈夫!」
「うまくいく!」
心からの意識が、子どもの力を上昇させますよ!

やまとしぐさ伝承学師範
辻中公

辻中つじなかくみやまとしぐさ伝承師範

辻中 公

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