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2023/11/01

ママに贈る魔法のメッセージ

意識は言葉より力がある

日本の古き良き躾(しつけ)、昔から伝わる智恵を伝承している、やまとしぐさ伝承学師範の辻中公(つじなか くみ)です。

日本では、食事などの所作法の型(かた)、季節の祭事の型を通して、生き方や心の育み方を伝え残してきました。
そんな暮らしの中で古くから伝え残されていきた「型」を、「やまとしぐさ」と命名し、その型の意味を皆様にお伝えしています。

さて、今回ぜひ知っていただきたい「やまとしぐさ」は、「意識は言葉より力がある」について。

言った通りのことが現実化するので、言葉は大切と言われています。
しかし、どんなに良い言葉をつかっても、思うような現実にならない、と感じている人も多いのです。
それは、意識の問題。
どんなに素晴らしい言葉を使っていても、心の奥底では、本当はうまくいかない、信じられない! と思っていると、うまくいかないのです。
心の奥底の意識は、言葉より強烈な力。
表面的な言葉だけで、現実を変えようとしているから、あなたの言葉は現実化しないのです。どんな意識を持っているかが重要です。

大好きな家族が困っていたら心配しますよね。
しかし、この「心配」という意識も厄介なもので、意識は現実化しますから、心配している意識が現実化してしまうので、心配事はいつまで経っても消えません。
心の中で「大丈夫かなあ」という言葉がリフレインしていますから、大丈夫じゃなくなるのです。意識している通りに大丈夫じゃないことが実現します。不安という形にならない意識が充満し、行動力を阻害してしまうのですから、やることなすことうまくいかなくなるのです。心配する意識は、それほど強力でタチが悪いのです。

家族には、「大丈夫よ!」と言いながら、「大丈夫かなあ。不安だなあ。うまくいかなかったらどうしよう。どう慰めよう」などど、心の中はマイナスの意識で溢れていて、もうすでにうまくいかなかった時の事を想像しているので、どんなに「大丈夫よ!」と言っていても、言葉より意識が勝りますから、現実はうまくいかなくなるのです。

だから、心の中で呟いてしまったことを是非とも改善してください。

自分のことも他人のことも、「大丈夫!」と信頼し切る言葉をつかう。
心の中の言葉も「大丈夫!」と信頼して疑わない。ドーンと構える。
「大丈夫!」と言い聞かせるだけでは、意識はまだ不安になっていますから、「大丈夫!!!」と、意識ごと信頼する。
心から、家族や相手の素晴らしいところを発見する。
認める。凄いなあと感心する。
自分の力は天から譲り受けた凄いものを持っていると意識する。
そしてこれなら大丈夫と心底安心するといいのです。

こうやって、心の中の言葉を改善し続けていると人生が楽になります。
それは、他人と比べなくなるからです。
心の中から意識ごと、他人や自分を褒めていると、一人ひとり持って生まれた素晴らしい才能を尊重できるようになり、自尊の念も高くなり幸せな気持ちになります。

これが家族の幸せですね。

やまとしぐさ伝承学師範
辻中公

辻中つじなかくみやまとしぐさ伝承師範

辻中 公

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