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2023/10/20

子だくさんの整理収納術

子どもへの声掛け、コレはNG

子どもが次々とおもちゃを出して、片付けてくれない!
そんな時、どんな風に声をかけますか?
私自身、5人の子どもを育てる中でいろいろな壁にぶち当たってきました。
まず、「片付けなさい!」という言葉ですが、大人でも片付けの意味を分かっていない人は多いです。それなのに子どもができるでしょうか?

片付けは、
① 要るものと要らないものを分けて
② 要るものだけを使いやすい場所にしまい
③ 使ったら元に戻す

という一連の流れのことです。

でも、普段そんなふうには考えず、なんとなく端っこに移動させて見た目がスッキリする事だと思われている方も多いことでしょう。
ですので、子どもに「片付けて」と言っても片付かなくて当たり前かもしれません。

子どもに言ってもお互い嫌な気持ちになるだけの無駄な言葉は「片付けなさい」と「いい加減にしなさい」だと、今ではわかります。
次に「片付けないと捨てる!」も、子どもは賢いのでどうせ捨てない、と思われるかもしれません。もしこの言葉を使うのなら本当に捨てる覚悟で使ってみてください。脅しの言葉として使うのは絶対にNGです。
ましてや、怒られるとやる気をなくしたり、片付け=怒られる行動というイメージが付いてしまいます。

他には、片付けなさいと言われて片付けようとしても、分類が細かすぎたり、親が決めたルールがたくさんあって、どうしたらいいかわかなくなって片付けられないケースもあります。
私が勧めるのは「片付けなさい」という言葉より「あった場所に戻してね」です。具体的な行動をこの一言で伝えられます。細かいおもちゃは一つのカゴに入れるなど、ざっくりでも良いので簡単に片付けられるようなシステムも作ってあげてください。
一つできたらまた次のおもちゃを指差して「コレはどこから持ってきた?」「それはどこにあったのかな?」とクイズのように聞いてみて、できたら褒めるのも、とでも効果があります。

片付けも一つの遊びとして一緒に会話を楽しみながらやってみると親側のイライラも減ります。全部綺麗になったら「上手に片付けられたね!」「スッキリ綺麗で気持ちいいね」など言葉で伝えてあげましょう。子どもは褒められるともっと張り切って取り組みます。そして、出来る姿を見てもらうのも大好き。
是非ポジティブな言葉で片付けが楽しめるような声かけをしてみてください。

岩城いわき美穂みほ子だくさん整理収納アドバイザー

岩城 美穂

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