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2023/10/10

離乳食・幼児食の知っておきたい大切なこと

赤ちゃんの食べる量はどのくらい?

こんにちは。秋の気配を感じる今日この頃。過ごしやすくなってきましたね。毎日、ほんと暑かったですよね。赤ちゃんや子ども達と散歩に行って、秋を見つけてくださいね。

気温差が大きく、夏の暑さの疲れがどっと出てくるとき、免疫力が低下しやすくなります。
インフルエンザ、コロナなどが流行っている地域では、罹りやすくなるので気をつけてくださいね。手洗いとうがいなど、基本的な感染対策を忘れずに!

赤ちゃんは元気にしていますか? 体調を崩している場合、初期食であれば、一旦お休みをして、体調が回復してから、離乳食を再開しましょう。
中期食や後期食の場合、下痢や嘔吐がある・発熱がありぐったりしているなどのときは、離乳食をお休みすることになりますが、食欲があれば、消化の良いものなどを選んで、離乳食をお休みせず、続けてくださいね。新しい食材のチャレンジはお休みしてOKです。

赤ちゃんにどのくらい食べさせれば良いのか、どのくらい食べられるのか、気になりますよね。今回は、赤ちゃんの食べる量についてお話をします。

赤ちゃんの胃の大きさ(容量)は、4か月のころには200mlくらいになると言われています。生まれたばかりの頃より、母乳やミルクを飲む量が増えてきていませんか? 個人差があるので、「うちの子200も飲めない」と思っておられる方もおられるでしょう。
でも、その子なりに増えてきていませんか?

栄養が足りているかどうかは、体重が増えているかで確認します。母乳やミルクの量が、他の子より少なくても、母子手帳の成長曲線のページに記録をしたとき、増えていれば、現在は足りているということです。たくさん飲んでいるように見えても、体重が増えていなければ足りていないと判断してください。
栄養が足りないとき、まず体重の伸びが悪くなります。その後、身長の伸びも悪くなってきたら、小児科を受診する・健診のタイミングであれば、そのときに小児科医や保健師に相談しましょう。

元気に過ごしていれば、5か月頃から、離乳食のスタートですね!

ここに書かれている量は、かゆ・たんぱく質・野菜のトータル量

1回の量
スタートの週 1~2日目 ひとさじ
3~4日目 2さじ
5~6日目 3さじ
7日目 4さじ
2週目 8~10日目 4さじ
11~14日目 5さじ
3週目 15日目~6さじ
4週目 開始後1か月の頃、赤ちゃん用の茶碗1杯(90~100g)

厚生労働省 離乳の基本より抜粋

中期食・後期食を実際に盛りつけてみると...

  • 中期食(7,8か月):7倍かゆ70g、白身魚10g、人参とブロッコリー30g

  • 後期食(9~11か月):5倍かゆ90g、白身魚15g、人参とブロッコリー40g

こんな感じのイメージになります。どうですか? これより少ない? 多い?
赤ちゃんは、毎日同じ量を食べられるわけではないと思っておいてくださいね。
たくさん食べる日もあれば、「えっ? もう終わり?」という日もあります。
離乳食の進み方は、行きつもどりつしながら、前に進んでいきます。

1か月前より、「食べる量が増えた!」「量はあまり変わらないけど、食べたことのある食材の種類が増えた!」「食べ方が上手になってきた!」どれも正解です。
食べる量は目安にして、欲しがっていたら増やす・今日はあかんなぁという日は、さっさと切り上げて、無理はしない。

後期食、サバを使いたいけど...と聞かれることがよくあります。こんなレシピはいかがですか?10か月以降なら試してみてください。手に持って食べる練習にもなります。

サバ缶を使った離乳食・・・
 サバ水煮缶:玉ねぎ・人参 1:1の量で用意する
 かたくり粉 適量

①サバ缶はザルにあけ、水けをきる。②包丁で細かく刻む。③玉ねぎ、にんじんを刻む(人参は、大きく切った状態でゆでる。またはレンジで加熱してから刻む)。④ボウルに②と③、かたくり粉を入れ、しっかり混ぜる。⑤小判型に丸め、オーブントースターやフライパンで焼く

①サバ缶はザルにあけ、水けをきる。②包丁で細かく刻む。③玉ねぎ、にんじんを刻む(人参は、大きく切った状態でゆでる。またはレンジで加熱してから刻む)。④ボウルに②と③、かたくり粉を入れ、しっかり混ぜる。⑤小判型に丸め、オーブントースターやフライパンで焼く

☆ポイント☆
・サバ缶は骨も入っています。気になる場合は取り除くか、しっかりと包丁で刻むことができるのであれば、骨も利用しましょう。(かなり注意して刻んでね
・かたくり粉の量を調整することで、仕上がりのかたさを変えられるので、赤ちゃんの食べている様子を見て調整しましょう。
・熱湯に入れてゆがくと、焼いたときより、仕上がりが柔らかく、こちらの方を好んで食べる赤ちゃんがいるので、試してみてください。

次回は、「赤ちゃんが食べることを好きになるために」についてお話する予定です。

~食べることが好きな子になる魔法は、家族の笑顔と「おいしいね!」~

参考文献:
離乳の支援ガイド(2019年改訂版)  厚生労働省
あわてず、ゆっくり離乳食  芽ばえ社
子どもの食と栄養  医歯薬出版
子どもの偏食外来  診断と治療社

河本かわもと かよ栄養士

河本 かよ

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