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2023/07/20

子だくさんの整理収納術

「モノが捨てられない」理由を考える

もったいない、という言葉が日本の素晴らしい言葉として一時話題になりました。その「もったいない」も後押しして、片付けようと思っても「勿体なくて捨てられない」「捨てることに罪悪感がある」という方も多くいらっしゃいます。
捨てられない、捨てにくいと感じる理由はいつくかありますが、中でも多くの方の中に「捨てる=損をする」という想いがあります。

100均で手に入れた物は捨てることに抵抗が少ないのに対し、高価だったモノほど、もったいないと感じ、損するような気持ちになり、捨てられません。

しかし、どんなに高かったモノでも、使わなければその物の価値はありません。物の価値は使ってこそ高まるからです。買った値段以上に使いこなすことができれば、物の価値は2倍3倍にもなりえます。

例えば、100円で買ったものを1回しか使わず放置していたら1回の使用料は100円。1万円のものを年に200回使ったとすれば1回50円。こんな風にコストパフォーマンスを計算してみてください。安いからという理由で適当に買ったものほど意外とコスパが悪い、というものが多くなりがちです。

買い物は、お金を払うその時が1番幸福感が高く、手に入れると急に冷めていくそうです。少し心がいたんでも、手放してみると次からはその失敗をしなくて済みます。

もったいない、という言葉は「捨ててはいけない」ではなく、元は仏教用語で「そのものの性質が活かせていない状態」のことを言うそうです。
手元にあるなら使うか、使わないなら手放す。捨てるのにどうしても抵抗があるなら、リユースショップで必要な人の手元にわたるようにしたり、リサイクルに出して資源として新たな場所で活躍してもらう。

常に使う物だけ、必要なものだけに囲まれて暮らしてみると、余分なものがない快適を感じられます。
何故捨てられないのか、捨てにくいのかを考えてみる事で納得して気持ちよく手放せるかもしれません。いつか使うかも、というものはほぼ将来的に使う機会が訪れることはありません。万が一あったとしても、その時にはモノが劣化していて使えない、というケースもみてきました。
持つメリット、手放すメリットを天秤にかけるのもいいですね。

岩城いわき美穂みほ子だくさん整理収納アドバイザー

岩城 美穂

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