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2023/07/10

離乳食・幼児食の知っておきたい大切なこと

小さな子どもの「食べる」を知ろう!

こんにちは。いま小さな子どもたちにRSウイルスやヘルパンギーナが流行っているようですが、みなさんの所は大丈夫ですか? 罹ると食べにくい状況になるので、消化の良い物など、食事の内容に気をつけてあげてくださいね。早く治りますように。
梅雨の間はジメジメ、ムシムシと過ごしにくい日もありますね。
汗をよくかくようになってきているので、こまめな水分補給をしましょう。

こんにちは。いま小さな子どもたちにRSウイルスやヘルパンギーナが流行っているようですが、みなさんの所は大丈夫ですか? 罹ると食べにくい状況になるので、消化の良い物など、食事の内容に気をつけてあげてくださいね。早く治りますように。
梅雨の間はジメジメ、ムシムシと過ごしにくい日もありますね。
汗をよくかくようになってきているので、こまめな水分補給をしましょう。

1歳を過ぎ、離乳食は完了期。そろそろ大人と同じものでもいいかな?
一緒に食べていると欲しがるしなぁ...。1~3歳の頃は、イヤイヤ期の真っただ中なので、きちんと食べるように伝えることは、大変!どうすればいいのかなと悩んでいませんか?

もちろん栄養のバランスは大切です。何をどのくらい食べるかも大切。でも...。そちらに気を取られてしまい、子どもの様子を見れていなかった...ということは、ありませんか?
今回は、小さな子どもたちの「食べる」についてお話します。

「食べる?」って聞かれたら、なんて答えますか?「たくさん食べられる・なんでも食べられる・自分で食べられる」どんな風に食べてくれるようになると嬉しいですか?
勝手に食べられるようになるわけではなく、毎日、食事をする中で、「声をかけてもらう・誰かと食べる・家族や友達が食べているのを見る・手で持ってみる・さわってみる」色々な体験をして、上手に食べられるようになっていきます。
1人で食事をしていても育たない力ですよね。忙しいこともあるでしょうが、できるだけ一緒に食べてくださいね。

幼児期に育てよう! 食べる力!
食べたい気持ち と しっかりと食べることのできる口

「お口ポカン」という言葉を知っていますか?次のようなお口のことを言います。
・お口のまわりの筋肉が弱く、うまく使えていない状態。特に上唇が使えていないため、山の形になっている。
・お口が常に開いていて、口呼吸になる。口を閉じようとすると力が入るので、あごのところに梅干しのようなしわができる。
・よだれが出やすい

考えられる要因
・離乳食の時期、手づかみで食べる経験が少なかった
・ひと口大のものばかり食べている
・噛んで食べることが苦手で、丸飲みしてしまうことが多い

噛んで食べる・かぶりついて食べる → 口のまわりの筋肉が育つ・自分のひと口量を覚える

「噛む」を子どもに伝えるには、どうするの?

やかましく言わなくても、
自然と噛まないと食べられない食事を準備しよう。

食材を大きめで用意する。ただし、小さな子どもたちには食べにくい食材もあるので、その場合、小さく切ってとろみをつけるなど食べやすい工夫が必要です。
ひと口でパクっと口に入れて食べられるものではなく、前歯で噛みきって食べなければならない物。
大きなおにぎりなど。手づかみOKです。

コップを使おう

コップを使って飲むには、口のまわりの筋肉を使う。
でも食事中のお茶は控えめに。できれば、食事中は飲まない。
お茶で流し込んでしまう癖がつき、しっかり噛んで飲み込むことが苦手になるので、お茶は食後に飲みましょう。

椅子はあっていますか?

床に足をきちんとつけることで、体が安定してしっかり噛めるようになる。
床に正座でも大丈夫です。

「ごはんの用意ができたよ」って言ったら、子どもたちは、嬉しそうに食卓に寄ってきますか? 寄ってきている場合、お腹が空いている・食べることが好きになってきていると思います。その気持ちを大切に、2歳頃になると、お手伝いをしたい気持ちが育ってきています。お箸を並べてもらったり、ミニトマトのヘタを取ってもらったり助けてもらいましょう。「手伝ってくれて助かった~ ありがとう!」と言うと、子どもたちとてもは喜んで、食べたい気持ちもさらに育ちます。

全然食べることに興味がない、ご飯の用意ができても寄ってこない...という場合もあると思います。食べたい気持ちを育てるために振り返ってみましょう。

生活リズムが崩れていませんか? 起きる時間は同じかな? 食事の時間はいつも同じ?
日によってずれることが多い場合、食事のときにお腹が空いていないかも。
好む味ばかりで、料理の内容が偏っていませんか?
食べて欲しい気持ちから、無理やり食べさせていませんか?
好きなように食べたらいいか! と思って、ほったらかしになっていませんか?

好む味は、あまり努力しなくても食べられるようになります。しかし嫌がる味は、家族や友達が食べているのを見てチャレンジ。少しずつ慣れて食べられるようになります。「案外おいしいやん!」と自分で経験することが大切。ママやパパと楽しく食べる中で、「ちょっとがんばってみよう!」という気持ちも芽ばえます。イヤイヤ期の子どもたちとの食事は大変なこともあると思いますが、この時期に育った「食べる力」はずっと続くので、大切に考えてほしいと思います。特に嚙む力は、6歳くらいまでに身につけたい食べる力です。

どんなに素敵な食事でも
食べたい気持ちと食べられる口が育っていないとおいしく食べることができません。
小さな子どもたちが、食事の時間を楽しみにできるようになればいいなと思っています。

次回は、乳幼児の栄養についてお話する予定です。

~食べることが好きな子になる魔法は、家族の笑顔と「おいしいね!」~

参考文献:
子どもの知能と身体を発達させる 嚙む力  小児歯科医 増田純一 WAVE出版
そしゃくと嚥下の発達がわかる本 山崎祥子 芽ばえ社
いただきますごちそうさま 2023夏号  (株)メイト社

河本かわもと かよ栄養士

河本 かよ

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