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2023/06/20

子だくさんの整理収納術

思い出の品を気持ちよく手放す方法

片付けをやり始めると、手が止まる瞬間があります。それはズバリ「思い出のもの」です。
卒業アルバムを含む過去の写真の数々、何年も前からずっと置いてある年賀状、何かのタイミングでもらった手紙など。これらを見ては手が止まり、思い出にひたり、時間だけが過ぎていきます。

大前提として、それがあることで困っていなければ、無理して捨てる必要はありません。けれど、もしもスペースをとって困っていたり、このまま置いておくことへの漠然としたストレスがある場合は、手放す方が良いでしょう。

物理的な意味ではなく心理的な意味、気持ちの上で何となく捨てにくい場合の対処法をお伝えします。
先程お伝えした通り、結論「捨てても問題ない」です。ものと思い出はセットになっているわけではありません。私たちが勝手に、ものに思い出を乗せているのです。
ですから、手放したい気持ちがある方は気にせず手放しても大丈夫です。残しておいて定期的に見返したり、読み返すことで気持ちが前向きになれるものを厳選して残すのもオススメです。

気をつけて欲しいのは「自分が死んだあと見られて困るもの」です。これらはご自分の手で処分をお願いします。実際、子どもが親の遺品整理をしている時に「親のこんな秘密、知りたくなかった」というケースもありました。
「もらった相手に失礼ではないか?」など考える必要もありません。もらった時、気持ちを添えて「ありがとうございます」というコミュニケーションが取れているなら、いつまでも申し訳なく思い保管しておく必要はありません。子どもからの手紙を捨てても、酷い親ということでもありません。

実際捨ててみると、その時は少し心に引っかかりを感じるかもしれませんが、数日経つと手放してスッキリした、という方ばかりです。
失敗しないためには、ご自身で捨てた時と残した時の近い未来を想像し、天秤にかけてみて判断してみましょう。

ちなみに、私は過去の年賀状や、幼稚園から短大までの卒業アルバムを全て処分していますが、困ったことは1度もありません。子どもからもらった手紙は読み返して嬉しくなるものだけを厳選し、小さな宝箱に保管しています。子どもが反抗期の時にこっそり読んで自分を勇気づけていました。
ぜひ、思い出とはいいお付き合いをしてくださいね。

岩城いわき美穂みほ子だくさん整理収納アドバイザー

岩城 美穂

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