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2023/05/10

離乳食・幼児食の知っておきたい大切なこと

離乳食に使う食材について

こんにちは。春は、色々な花が咲いて綺麗ですね! 見に行きましたか?開花が早く、満開のタイミングで見られなかった~と話しておられる方も...(*^-^*)
親子で綺麗な花を見に行くのも素敵ですよね。どんな花が好きですか?近くに綺麗な花が咲いているかもしれないので、探しながら散歩してみてくださいね。

離乳食をスタートした?これからスタートする?離乳食って、どの食材から始めたら良いの?どのように進めていくの?と思って心配ばかりになっていませんか?
とりあえず、10倍かゆから始めてみたけど、次は何を与えるのかな?形状はいつ変えていくの?離乳食についての本や資料は、たくさんあるのに...いえ、情報がたくさんあり過ぎて、困っていませんか?資料によって少しずつ違うこともありますよね。不安が少しでも解消できれば...と思うことをお話します。

最近、よく尋ねられるのは・・・

〇資料によって書いていることが違う
〇どのタイミングで違う食材を与えるのか(特に初期)
〇量を増やすタイミングがわからない
〇形状のステップアップのタイミングがわからない

初期 5~6か月

消化が良く、柔らかく煮ることができ、潰すとなめらかにできるもの、赤ちゃんが、ごっくんと飲み込みやすいものからチャレンジしましょう。

10倍かゆ

1さじ~ (目安の量は、1さじ5ml)
1週間程度はおかゆだけ、ごっくんと飲み込む練習

野菜(人参や大根など潰しやすい物)

2週間目、おかゆに慣れてきたら、野菜をプラスしましょう

豆腐・卵黄・白身魚

ゆでて潰し、なめらかにする
すりつぶす・裏ごしをする
3週間目、たんぱく質のものをプラスしましょう 

離乳食初めてくんのつぶやき・・・

嫌いで出してるんとちゃうで~ 口の中は狭いからパクっとしたら、出てしまうときあんねん。わかってほしいんやけど、食べるん嫌いなんやわ!って決めつける。違うねん。食べることは初心者なんやで。練習始めたばっかりって忘れんといてな~ そのうち上手になるで。

中期 7~8か月

食材の種類を増やしていく・舌と上あごでつぶす練習ができるように、粗くつぶしたものでチャレンジ!

おかゆ

7倍~5倍・・柔らかく炊いて、潰さずに食べさせてみよう!
赤ちゃんがもぐもぐと何度か口を動かしてからごっくんしていたらOK。
飲み込む力がついて、すぐにごっくんするようになったら、5倍かゆへ進んでみましょう。このとき、一度にたくさん口に入れると、潰せずむせてしまうので、気をつけて! 少量ずつ口に運んであげて。

赤身の魚・鶏のささみ

細かくしても食べにくいので、かたくり粉などでとろみをつける

もぐもぐくんのつぶやき・・・

いつまでもドロドロ嫌やねんなぁ。口の中がベタ~っとしてしまうねん...変えてくれへんかなぁ。食べにくくて困るねん。豆腐ばっかりも嫌や。他のもんも食べたいなぁ。ちょっとずつ練習するし...

後期 9~11か月

食材の種類を増やす・量を増やす。
食後のミルクの目安は0~50ml。目安量になるように離乳食の量を増やしましょう。
もぐもぐが上手になり、歯ぐきで噛む練習を始める時なので、小さく切ってしまわないようにしましょう。柔らかいけど、形は大きめに。

5倍かゆ→軟飯
青背の魚・豚肉・牛肉・・・細かくしただけでは食べにくいので、とろみをつける。
細かくした魚や肉と豆腐を同量で混ぜ、かたくり粉をつなぎに使って混ぜ合わせる。
混ぜたものを熱湯でゆでると食べやすいので、試してみて! かみかみができるようになったら、オーブントースターやフライパンで焼くのもおすすめ。

なんでもやりたいマンのつぶやき・・・

赤ちゃんだから...って言うけど、ママやパパが食べているものおいしそうやん。ドロドロの物、簡単に食べられるから楽ちんやけど、あっちの形のあるものがいいなぁ。まねっこしたいしな。心配してくれるの嬉しいねんけど、色々食べてみたいやん! それにな、なんでもさわらせて! めっちゃ遠いとこに置くから、ゆっくり座ってられへん。取るために立つねん。こぼすけど、さわらせてな~

本や配布される資料は、目安の量・時期が書かれています。大切なのは、「うちの子」
書かれている通りに進めていると、順調な間は良いのですが、うまく進められなくなったときに、困って立ち止まってしまいます。参考に利用しますが、あくまで「うちの子」の様子をみながら進めていきましょう。

「早く生まれた」「小さく生まれた」「体調を崩している」などスタートする時期を考えてあげてほしい赤ちゃん。「たくさん食べられる」「少食」「周りが気になって集中しにくい」「のんびりしていて、なかなか食べない」「長く座っているが興味がなさそう」など食べる量や、食べる環境を考えてあげてほしい赤ちゃんがいます。

同じ赤ちゃんでも、日によって変わります。離乳食の時期は、味が嫌というより、食べやすいか食べにくいかが大切。大丈夫かな?と思っていても、食べにくいと吐き出します。 これ嫌いなんだ...せっかく用意したのに...とママやパパが落ち込む必要はありません。
今回の離乳食の形状は、うちの子では食べにくいのか、じゃあもう少し小さく、または大きくしよう、柔らかくしたり、とろみをつけたらどう? 食べやすくなるのかな?と考えるきっかけを赤ちゃんが教えてくれたと喜んで、形状を変えるなどの対応をしながら、進められれば大丈夫です。

次回は、「食べる」ということについてお話する予定です。

~食べることが好きな子になる魔法は、家族の笑顔と「おいしいね!」~

参考文献:
あわてず ゆっくり 離乳食  芽ばえ社

河本かわもと かよ栄養士

河本 かよ

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