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2023/04/10

離乳食・幼児食の知っておきたい大切なこと

赤ちゃんのおやつについて

こんにちは。新年度が始まりましたね。新1年生になられた兄弟がおられるみなさん、おめでとうございます。新しい生活に一日も早く馴染んで、楽しく通えますように。
今年は、各地で桜の開花が早かったのですが、赤ちゃんと花見をされましたか? 綺麗でしたよね。桜の季節は終わりましたが、心地の良い季節なので、散歩に行ったり、外遊びもしてくださいね。

赤ちゃんの離乳食が進んで、7か月以降になると、「おやつ」の時間を作った方が良いですか? と聞いてくださる方が増えます。きっと、生後7か月から食べられる赤ちゃん用のせんべいなどが販売されていて、手に持って食べる練習に良いなと考えてくださっているんだろうなぁと思います。どうしようかな?と悩んでおられる方もおられると思いますので、今回は、赤ちゃんのおやつについてお話します。

赤ちゃんの生活リズム

生後4か月くらいまで・・・母乳かミルク 3~4時間ごと
 生まれてすぐより 胃が大きくなり、4か月の頃には、200mlくらい
 多くの赤ちゃんが、一日6~8回くらいの授乳になってくる

離乳食がスタートすると
 生後5~6か月・・・母乳かミルク と 離乳食1回
↓
 生後7~8か月・・・母乳かミルク と 離乳食2回
↓
 生後9~11か月・・・母乳かミルク と 離乳食3回
が基本になります。

3回食になったとき、食べる時間が、大人と同じように、朝・昼・夕方になってきたら、10時頃・15時頃という、いわゆるおやつの時間ができます。おやつの時間と言っていますが、もちろん、まだまだ母乳やミルクで大丈夫です。赤ちゃん用のせんべいなどを与えてみるなら、この頃に離乳食や母乳、ミルクに影響が出ない量で試してみましょう。

1歳までの赤ちゃんは3回食になっても、300~400mlの母乳やミルクが必要です。
ママやパパの思いで、お菓子を、今はまだ与えたくないと考えておられる場合は、離乳食と母乳やミルクでOKです。

3回食になって食べる量が増えると母乳やミルクを飲む量がぐっと減る赤ちゃんがいます。ミルクを嫌がるようになる赤ちゃんもいますし、母乳を卒業する赤ちゃんもいます。そんな時、「おやつの時間」は大切な時間になります。3回の食事と2回のおやつの時間ですね。
赤ちゃんや幼児期の子どもは、食べる量や内容にムラがあり、食事だけでは栄養が偏ってしまいます。おやつの時間は、食事を補うものと考えてもらえると嬉しいです。

母乳やミルクから卒業しても、一日に200g程度の乳製品が必要です。
赤ちゃん用のお菓子とミルクやフォローアップミルクの組み合わせのおやつも良いですね。哺乳瓶から卒業していれば、ミルクやフォローアップミルクをストローやコップを使って飲めるようにしましょう。アレルギーがある場合は使えませんが、味がちょっと...などで嫌がるときは、離乳食に使い、味に慣れていきましょう。

しっかり離乳食を3回食べられているとき

兄弟のいる赤ちゃんで、お兄ちゃんやお姉ちゃんがお菓子を食べていると同じものを欲しがります。
そんなときは、赤ちゃん用のお菓子を利用すると同じ物を食べている気分になり、とても嬉しそうに、得意そうな笑顔を見せてくれると思います。

おススメのおやつ

9か月以降の赤ちゃんから食べることができます。

材料・・・バナナ1本  小麦粉 大さじ2杯

・ビニール袋にバナナを入れて、ぐちゅぐちゅになるまで潰す
・小麦粉を加えて、ビニール袋の口を縛り、
・袋を破らないようにしながら、袋の外からこねるように混ぜる
・袋の先を切り、フライパンまたはホットプレートに流し入れて焼く


おやつの時間は、楽しみの時間!

赤ちゃんには、離乳食を食べ慣れてほしいので、手で持って食べる練習も、できれば離乳食タイムで。赤ちゃん用のお菓子を手で持って食べられるようになった赤ちゃんは、きっと離乳食タイムに手を伸ばしているでしょう(*^-^*) ママやパパが持っているスプーン、食器、おかゆなどを触ろうとしていませんか? 赤ちゃんからの、せっかくのアプローチ。見逃さないようにお願いしますね!

赤ちゃん用のお菓子を与える場合に、注意してほしいこと
・黙らせる、泣き止ませる道具に使わない
・離乳食や授乳量に響かない量、時間を決める
・持たせた状態で、ほったらかしにせず、ママやパパなど、大人が見守れる状況の時に

赤ちゃん用のお菓子をパリッとかじり取って食べたり、小さなものをつまんで食べられるようになっても、離乳食のように濡れているもの、ベタベタするもの、ぎゅっと握ると潰れてしまうようなものを持つことを嫌がって、自分で食べようとしない場合があるので、赤ちゃん用のお菓子のときだけでなく、離乳食のときにも同じように持たせてくださいね。嫌がらずに持って食べられるようになると嬉しいですね!

たくさん手づかみ食べをして、手首、手、指先がよく動かせるようになると、スプーンやフォークを上手に使えるようになる日も近いなぁと思っています。

次回は離乳食に使う食材について、お話する予定です。

~食べることが好きな子になる魔法は、家族の笑顔と「おいしいね!」~

河本かわもと かよ栄養士

河本 かよ

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