マシュマロCLUB

マシュマロCLUB

2023/03/01

ママに贈る魔法のメッセージ

身だしなみをととのえる

日本の古き良き躾(しつけ)、昔から伝わる智恵を伝承している、やまとしぐさ伝承学師範の辻中公(つじなか くみ)です。

日本では、食事などの所作法の型(かた)、季節の祭事の型を通して、生き方や心の育み方を伝え残してきました。
そんな暮らしの中で古くから伝え残されていきた「型」を、「やまとしぐさ 」と命名し、その型の意味を皆様にお伝えしています。

さて、今回ぜひ知っていただきたい「やまとしぐさ」は、「身だしなみをととのえる」について。

「身だしなみ」とは、「身のたしなみ」のこと。たしなみとは、
・好み、趣味に関する心得。
・心がけ、用意、覚悟。
・つつしみ、遠慮。
・元を正すこと。

私たちの「身だしなみ」は、体や身近な持ち物、環境の元を正す心得、と捉えるとわかりやすいかもしれません。
まだ子どもだとはいえ、これからの人生に「身だしなみ」は大切です。
親がまず、気をつけて声かけをすると良いでしょう。
また、他人は見た目から印象を持つので、自分たちの誠実さを伝えるためにも「身だしなみ」は重要です。

例えば、目もと、口もと、鼻元、袖もと、衿もとを清潔にすること。

・目やにはついていないか? タオルやガーゼで拭く、朝、顔を洗うときに意識的に声をかけて、鏡を一緒に見るようにしましょう。
・口もとに、食事のソースや食べかすがついていないか? 食事が終わった後に鏡でチェックする、ナフキンやタオルで拭う習慣をつけましょう。
・鼻元。昔のように青バナを垂れている子どもは少なくなりましたが、鼻水が出たときは、ティッシュで拭うこと、鼻をかむことを教えてあげてください。
・袖もとや、衿もとの汚れは、お洗濯に気をつけて、親が注意してあげましょう。

大人の私たちも、ベルトや靴、名刺入れ、財布、ポーチが破れていたり、擦り切れているものを使わないようにするのも脱いだあとの靴の中敷き、すすけているのも、「身だしなみ」をととのえることにつながります。
一度、確認してくださいね。

やまとしぐさ伝承学師範
辻中公

辻中つじなかくみやまとしぐさ伝承師範

辻中 公

マシュマロCLUB

マシュマロCLUB

マシュマロCLUB TOPに戻る