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2023/01/10

離乳食・幼児食の知っておきたい大切なこと

離乳食がなぜ大切なのか

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。
みなさんにとって、素敵な一年になりますように。そして、家族そろって楽しく過ごせると良いですね。
年末から、とても寒くなってきた影響があるのか、コロナやインフルエンザに罹る方が増えています。感染対策をしながら、食事と睡眠をしっかり取って、免疫アップ。元気に過ごせるといいですね。

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。
みなさんにとって、素敵な一年になりますように。そして、家族そろって楽しく過ごせると良いですね。
年末から、とても寒くなってきた影響があるのか、コロナやインフルエンザに罹る方が増えています。感染対策をしながら、食事と睡眠をしっかり取って、免疫アップ。元気に過ごせるといいですね。

今年も赤ちゃんや小さな子どもたちが、食べることを好きになり、喜んで食べてくれるようになるためのお手伝いができれば良いなと思っています。またママやパパが、赤ちゃんや小さな子どもたちがいる暮らしの中、食事で困ってしまうことが減り、子育てを楽しめるよう応援したいと思っています。よろしくお願いします。

みなさんは、離乳食のイメージってどうなのでしょうか?
大人と同じ物が食べられるようになればいいよね? というイメージでしょうか?
もちろん、その通りなのですが、赤ちゃんは離乳食を進めることで、他の面でも成長していきます。今回は、離乳食の大切さについてお話します。

厚生労働省が出している「離乳の基本」には、「離乳とは、成長に伴い、母乳または育児用ミルク等の乳汁だけでは不足してくるエネルギーや栄養素を補完するために、乳汁から幼児食に移行する過程をいい、その時に与えられる食事を離乳食という」と記載されています。

成長に伴い、母乳やミルクだけでは、栄養が足りなくなってきます。
少しずつ食べる練習をして、足りない栄養を食事から摂ることができるようになるための期間と考えてくださいね。1歳頃には、食事が栄養を摂る中心になるように進めます。
離乳食をどのくらいの量を食べられるか、また形状などの進み方は個人差が大きいので、焦ることもあると思いますが、赤ちゃんの様子を見て、進めることが大切です。

赤ちゃんが離乳食で学ぶこと

食べる機能が育つ

口・・・ごっくんと飲み込む もぐもぐと上あごと舌で潰して食べる かみかみと歯ぐきで噛んで食べる

手・・・触ってみる ぐにゅっと手のひら全体でつかんで、口に持っていこうとする 五指を使ってつかむ 指先でつまむ ←上手に食べられるようになる

消化機能が育つ

5か月になり離乳食を開始する頃、唾液や消化液の分泌が増えてきます。そのタイミングで離乳食を進め、食べることで消化機能が育ち、母乳やミルク以外の物をしっかりと消化、吸収できるようになっていきます。いつまでも母乳やミルクだけだと、せっかく分泌が増えた唾液や消化機能が育たないので、内科的に問題のない赤ちゃんは、5か月になり、体調が良ければ離乳食をスタートさせてくださいね。
小さく生まれた、早く生まれた、疾患を持っているなどの赤ちゃんは、かかりつけ医の指示に従って離乳食をスタートさせましょう。
ゆっくり育つ子もいるので焦らないでくださいね。

生活リズムが整う

毎日同じ時間に離乳食を食べることで、生活リズムがつきます。
授乳だけで過ごしていたころから、少しずつリズムがついてきたかなと思います。授乳間隔は3~4時間空きますか? 夜、まとめて眠れるようになってきていますか?
まだ決まってないなぁ、という赤ちゃんもいると思いますが、まず、毎日同じ時間に起こしてあげて、離乳食と授乳の時間を決めていきましょう。

離乳食が進むことで、知らない匂い、味、食感などを経験できる

初期・中期・後期と使える食材が増える中で、多くの食材を経験した赤ちゃんの方が、将来偏食が少ないと言われています。イヤイヤ期には食べるのを嫌がることがありますが、家族が美味しそうに食べていたり、園に行ったときにお友達が食べているのを見て、苦手なものにチャレンジできる子は、離乳食の時期に多くの食材を経験した子が多いのです。少量ずつでも大丈夫。可能な範囲で、様々な食材を月齢に合わせてチャレンジしましょう。

家族と一緒に食べることで、心も育つ

赤ちゃんだけで離乳食を食べさせているときより、家族が食べているときの方が欲しがって、よく食べませんか? 赤ちゃんは家族と一緒が大好きです。離乳食の初期は一回で、家族と同じ時間に食べることは難しいかもしれないけれど、みんなが食べているときに起きていたら、そばに連れてきてあげてくださいね。回数が増えてきたら、一緒に食べてほしいです。家族が食べている様子をみて、「食べる」ということを覚えていきます。そして「心」も育ちます。

離乳食の時期って、赤ちゃんの成長に大切な期間なんだなぁと覚えておいてもらえると嬉しいです。普段の生活の中で、赤ちゃんは泣いて、色々と訴えています。泣いたとき、ママやパパが「どうしたの?」と声をかけてくれ、お世話をしてくれます。そんなとき赤ちゃんは・・・

泣いて、気持ちや要求を出す → 周りの大人がわかってくれる → 信頼関係ができる

この関係が、食事の場面で生きてきます。信頼関係ができている人に食べさせてもらう離乳食は、安心して食べることができます。逆に不安が高いと食べられません。 離乳食を進めている期間、めんどくさいなと感じる日もあると思いますが、多少手抜きになったとしても、赤ちゃんの体調が悪くない限り、月齢に合わせた回数で、一歩ずつ進めると良いですね。

次回は「赤ちゃんが離乳食を嫌がるとき」について、お話をする予定です。

~食べることが好きな子になる魔法は、家族の笑顔と「おいしいね!」~

参考文献:
あわてず ゆっくり 離乳食  芽ばえ社
子どもの食と栄養 健康と食べることの基本  医歯薬出版株式会社
離乳の基本  厚生労働省

河本かわもと かよ栄養士

河本 かよ

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