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2022/07/11

離乳食・幼児食の知っておきたい大切なこと

暑くなる時期の水分補給について

こんにちは。毎日暑いねぇ~ みんな、大丈夫ですか? バテてませんか?
観測史上、最速で梅雨があけた! というニュースも流れて、本当に早く梅雨が明けちゃいましたね。長雨も困りますが、雨が降らないと、夏に水不足にならないといいのになぁと心配しています。

こんにちは。毎日暑いねぇ~ みんな、大丈夫ですか? バテてませんか?
観測史上、最速で梅雨があけた! というニュースも流れて、本当に早く梅雨が明けちゃいましたね。長雨も困りますが、雨が降らないと、夏に水不足にならないといいのになぁと心配しています。

コロナの感染が少し落ち着いている状況ですが、大勢の人がいる場所では、気をつけて過ごしましょう。暑い時期なので、マスクの使い方には気をつけてくださいね。
マスクをしていると熱中症になりやすいとも言われています。周りに人がいない場所では外すなど工夫を。

ほんと。毎日のあいさつが「暑いですねぇ~」になってしまっています。
体温調節が苦手な赤ちゃんや子どもは、熱中症になりやすいので気にかけてあげてください。

こんな時は、要注意! 熱中症になりやすいです

あついよぉ

○ 気温が高く、湿度が高い時
○ 日差しが強い場所にいる時
○ 暑いのに風がない時
○ 急に暑くなった時

☆水分は、生命維持に大切なもの☆

体内での役割
○ 汗をかくことで体温調節をする
○ 栄養素を運ぶ
○ 汗・尿・便を排出することで体内の水分量を一定に保つ

体の中の水分量は、赤ちゃんで約80%、小さな子どもたちで約70%、大人の男性は約60%、女性は約55%、高齢者になると約50%と言われています。
体格差もあるので、体重から計算する目安を載せておきます。

☆体重1㎏あたりの必要な水分量☆

食事(母乳・ミルク・ご飯・汁物・その他のおかず)・果物・飲料を含む
○ 生後9か月 125~140ml
○ 1歳    120~135ml
○ 2歳    115~125ml
○ 4歳    100~110ml
○ 6歳    90~100ml
○ 大人    40~50ml

※大量に発汗があったときは、体重を測り、減少した体重分の水分を、時間をかけてゆっくりと飲む。いっきにたくさん飲むと、すぐに体外に排出されてしまうため注意します。

・清涼飲料水は、量と時間を決めよう
・水分補給の基本は、湯冷ましやお茶
・ジュース類を買い置きしない
・冷たいものは避け、体温に近いもので冷たいと喉越しが良く、一度にたくさん飲んでしまいがち。少量ずつ何度も飲む方が熱中症予防には効果的 冷たいと喉越しが良く、一度にたくさん飲んでしまいがち。少量ずつ何度も飲む方が熱中症予防には効果的
・コップに分けるなどをして飲み過ぎに注意
・お出かけのときは、水筒に飲み慣れた水やお茶を入れて行こう

赤ちゃんや小さな子どもたち、お茶や湯冷まし(水を沸騰させて、人肌くらいまで冷ましたもの)が飲めるようになりましたか?  飲める?  嫌がる?
水分不足になると便秘がちになるので、お茶や湯冷ましを飲めるように練習させてあげてくださいね!

下痢がひどいとき、下痢が長く続くときは → 脱水症をおこし、水分と共にミネラルが失われます。このような状態の時に水分補給として湯冷ましばかり与えていると低ナトリウム症をおこすことがあるので、乳幼児用の電解質飲料を利用します。効率よくミネラル分が吸収され、早い回復につながるため、体調が悪いとき、受診した際に、飲ませましょうと言われたことがあるのでは?

これらの飲み物は、赤ちゃんや子どもたちが好む味のため、体調悪化でご飯を食べられない時、母乳やミルクの飲みが悪い時に、「飲んでくれて助かった!」という経験のある方もおられると思います。ただ体調が回復し、ご飯が食べられるようになった後も、喜ぶし、水分補給にもなるしなぁと、つい与えてしまいがちですが・・・

元気になったら、水分補給は、お茶や水にしましょう。
甘い味のついた飲み物をたくさん飲む、時間を決めずに欲しい時にだらだら飲んでいると、お腹が空かず、母乳やミルクの飲む量が減る、離乳食を嫌がって食べなくなるので注意してね。

暑い夏、冷たいものは喉越しもよく、大人もつい摂りがち。冷たいものばかり摂っていると胃の働きが悪くなります。食事の最中に、すぐにお茶を飲む子も要注意です。あまり噛まずにお茶で流し込んでいることがあり、また一時的に胃がいっぱいになり食事の量が減ってしまいます。お茶を食事の最中にたくさん飲むと胃液が薄まってしまい、消化不良になり、食欲が落ち、食べる量が減り、夏バテになります。食事の最中以外は、ちょこちょことお茶を飲むのは良いことです。タイミングや量に気をつけて水分を摂りましょう。

夏に旬を迎える野菜は、水分を多く含んでいます。こまめにお茶を飲むことが苦手な子は、きゅうりやトマト、なすなどを食べる。スイカを食べるなど、「食べる水分補給」をしましょう。

赤ちゃんや子どもは、汗をたくさんかきます。自分から喉が渇いたなどと言えないので、回りの大人が、30分~1時間おきにお茶を飲む時間を作ってあげましょう。大人も「喉が渇いた」と感じた時には脱水が始まっています。喉が渇く前に水分補給をして、熱中症にならないようにして、元気に過ごしてくださいね! 

次回は「アレルギー」について、お話をする予定です。

~食べることが好きな子になる魔法は、家族の笑顔と「おいしいね!」~

参考文献:
食べもの文化 2022,7 芽ばえ社
乳幼児の便秘 芽ばえ社
知っておきたい栄養学 Gakken

河本かわもと かよ栄養士

河本 かよ

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