マシュマロCLUB

マシュマロCLUB

2022/06/10

離乳食・幼児食の知っておきたい大切なこと

離乳食の作り方、どうしていますか?

こんにちは。天気の変わりやすい季節になりました。親子そろって元気に過ごしていますか? ジメジメする季節ですが、子どもたちと雨も楽しめると良いですね!

コロナ感染対策のひとつ、マスク着用について、場面によって外しても良いことになりましたね。人が多い場所など不安な場合、マスク着用が続くと思いますが、暑くなる季節です。小さな子どもは特に、外せる機会が増えるといいなぁと思います。
他の人と距離が取れる場所で子どもたちと接するときは、マスクを外してママやパパの表情を見せて、たくさん話しかけてくださいね。食事をするときも、家族が美味しそうに食べる様子を見せることは大切です。真似をして、いろんなことを覚えていきます (*^-^*)

今回は、離乳食を作る時のポイントをお話します。

初期

柔らかく煮てすりつぶす・裏ごしをする→時期に応じて、お湯やだしでのばす。
《スタート》
スプーンを傾けると、とろりと流れ落ちる(プレーンヨーグルト状)
《1か月経ったら》
スプーンを傾けても、すぐに落ちない
軽くスプーンを動かすとポテっと落ちる(ジャム状)

  • しらす干し ゆでる→すり鉢ですりつぶし、お湯でのばす。写真はジャム状です。
  • 白身魚をゆでて、すりつぶし、水溶き片栗粉でとろみをつける(少し刻んでおくと潰しやすい)
  • 固ゆで卵の卵黄のチャレンジは、耳かき一杯程度からでもOK。大さじ1杯のおかゆに載せてみるとこんな感じで、スタート。
  • チンゲン菜 ゆでる→茎の方は、薄皮をむいてから、刻んだり、すりつぶしたりすると食べやすい。たくさん出来たら小分けにして冷凍保存

中期

柔らかくゆでて、粗くつぶす。5mm角くらいに切り、柔らかくゆでる。
上あごと舌でつぶせる柔らかさ。また、丁寧につぶすと、赤ちゃんがもぐもぐせずに、丸のみしてしまうので注意が必要。とろとろの離乳食を嫌がる赤ちゃんもいるので、食べている様子をしっかりとみることが大切。

  • 魚は、ゆでてほぐし、水溶き片栗粉でとろみをつける。ツナ缶を利用するときも、一度ゆでる。
  • 人参とじゃがいもを柔らかくなるまで煮て、フォークで粗くつぶす。
  • 7倍かゆ米粒はつぶさない。
  • 人参をはじめ、根菜類を電子レンジで加熱する場合、必ず水を足しておく、または蒸し野菜用の容器を利用して、下に水を入れて加熱する。
  • なす 少し大きめに切っていても、だしやお湯でゆっくり炊くと、とても柔らかくなり、中期の赤ちゃんがもぐもぐしやすい形状になる。

便利 赤ちゃんが食べにくそうにしているときに使うと便利! 便利 赤ちゃんが食べにくそうにしているときに使うと便利!

後期

奥の歯茎を使って噛んで食べる練習をする。形のあるものを用意して、かみかみ、もぐもぐがしっかりできるようになるような離乳食に。形があるものになると手で持って食べることができる。

  • じゃがいも・人参をゆでて、つぶし、ツナを混ぜ、丸めてフライパンで焼く。キッチンはさみでひと口大に切る。
  • ゆでてそのままでもOK。
  • サバ缶をお湯でゆでて、ザルにあげる。片栗粉、ゆでた人参を加え、よく混ぜる。丸めて、ゆでる。
  • サバ缶をお湯でゆでてから、骨に気をつけてほぐす。とろみをつける。
  • 人参のすりおろしにゆでたほうれん草を刻んで入れ、つなぎにかたくり粉を加え、フライパンやオーブントースターで焼く。
  • かぼちゃをゆでてつぶし、豆腐とツナ缶を混ぜて焼く。
  • じゃがいもをゆでてつぶし、刻んだブロッコリーとマヨネーズ少々を加え、焼く。
  • 鶏ひき肉と豆腐を半々にして、よく混ぜ、ゆでる。野菜多めのスープに加えると大人のおかず、一品になる。
  • 豚肉の赤身を包丁で細かくする。豆腐を肉の量と同じくらいと、ねぎやしいたけなどの野菜を細かく刻み加える。つなぎにかたくり粉、味付けに醤油とごま油少々を加えよく混ぜる。薄く切った大根をゆでて、肉種を挟み、焼く。

離乳食作りのヒントになりましたか?
今回、紹介した離乳食は、実際に私が作り、赤ちゃんに食べてもらったものです。ポイントは、初期はまず「なめらか」に。少し慣れたら「ジャム状」に。その後、潰し方を少しずつ粗くしていきます。中期になったら、上あごと舌でつぶせるように、準備段階でつぶしすぎないことが大切です。後期になると、食材そのものを柔らかくゆでて、大きいまま出す。また、ベースになる食材は細かくしたり、つぶしますが、仕上がりは形のあるものを作ります。軽い力で噛みきることができるものだと、赤ちゃんが前歯を使って噛みきり、奥の歯茎で噛んで食べる練習になります。目の前の赤ちゃんの食べている様子を見て、形状を行ったり来たりしながら、進めていってくださいね。

次回は、「暑くなる時期の水分補給」についてお話する予定です。

~食べることが好きな子になる魔法は、家族の笑顔と「おいしいね!」~

河本かわもと かよ栄養士

河本 かよ

マシュマロCLUB

マシュマロCLUB

マシュマロCLUB TOPに戻る