少しずつ新型コロナ感染症も落ち着いてきたのか、講師の仕事も徐々に増えてきました。
リアルセミナーは参加者の方の反応がよく分かり、またセミナーや片付け教室後に質問を頂き、皆さんが何にお困りなのか「生の声」が聞け、とても楽しいです。
先日は「片付けって何?」と言うお話をしました。
意味がわからないと出来ません。なのに「家事の一環としてできて当たり前」と言うふうに捉えられがちな片付け。
今日は意味を知らないと出来ない、片付けにまつわる言葉の意味を説明します。
「片付けってなんでしょう?」
聞かれて一言で答えられる人は少ないのではないでしょうか? 片付けも整理も収納も整頓も、ついでに掃除も一緒くたになっている方もいらっしゃいます。片付けを始めようとしてまず収納グッズを買いに行くと言うアクションはまさに意味の混同をしている証拠です。
正しい片付けの手順は
① 整理(いるものといらないものを分ける)
② 収納(いるものだけを使いやすくしまう)
③ 片付け(使ったものを元に戻す)
です。
掃除は、埃を払ったり拭いたりゴミを除去する作業。整頓は同じ大きさや色、用途によって見た目よく綺麗に整えること。
片付けの現場では、具体的なやり方として
① 全部出す
② 要不要に分ける
③ いるものだけを適材適所にしまう
をしますが、掃除は③の前に、整頓は③の時に一緒に行います。
いかがでしょうか? 少し意味が分かったのではないでしょうか?
片付けができないのは「何をどうしたらいいかわからない」ために「移動」「詰め込み」になりがちだから。過去の私もそうでした。
片付けは自主的に学びに行かなければ、分からないのです。
学校で習ってこなかったので、できなくて当たり前。(五年ほど前から小学校五年生の家庭科で習うようになりました)
是非この「言葉の意味」と「手順」を理解してやってみてくださいね。