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2022/05/10

離乳食・幼児食の知っておきたい大切なこと

離乳食の時の栄養バランスはどうするの?

こんにちは。暖かい季節になりましたね。暑いくらいの日もあり、服装で悩んでしまいます。気温に合わせて、調整しやすい服装で!

コロナの感染が落ち着いてきている地域もありますが、寒い季節じゃないし...と油断せずに、コロナ感染対策を引き続き心がけながら、赤ちゃんとの生活を楽しみましょう。

離乳食の時期、栄養バランスはどうしたら良いですか? これで足りていますか?
母乳やミルクを飲んでいるから気にしなくてもいいのかな?など、様々な質問を受けます。

悩みますよね。本当に必要なのか? 食べさせても、そんなに喜んで食べないし...
でも!離乳食は必要だし、大切です。
厚生労働省から出されている「離乳の基本」には、次のように記載されています。

離乳とは、成長に伴い、母乳又は育児用ミルク等の乳汁だけでは不足してくるエネルギーや栄養素を補完するために、乳汁から幼児食に移行する過程をいい、その時に与えられる食事を離乳食という。この間に子どもの摂食行動は、乳汁を吸うことから、食物をかみつぶして飲み込むことへと発達する。摂取する食品の量や種類が徐々に増え、献立や調理形態も変化していく。また摂食行動は次第に自立へと向かっていく。

5~6か月、離乳食の初期にはあまりみられないが、赤ちゃんがはいはいができるようになり、よく動くようになってきた頃、体重が伸び悩むことがあります。動くための栄養と成長するための栄養が必要になるためです。1歳までの赤ちゃんは、成長が著しいため、母乳やミルクだけで足りなくなってきたのかな?と考えて、離乳食の量を増やすこと・種類を増やす・形状のステップアップなどにチャレンジしましょう。
特に体を作るたんぱく質の必要量が増すので、毎食少しずつ取り入れましょう。そして、この頃から、栄養のバランスを考えながら、離乳食の準備をお願いします。

離乳食進めていくときに、気にかけてほしいこと

・赤ちゃんは、嬉しそうにしていますか?
・「もっともっと」と欲しがりますか?

栄養バランス基本の考え方 主食・主菜・副菜と揃えましょう!

主食・・エネルギーのもと
ご飯(おかゆ)、パン、麺類など
主菜・・体を作るもの
肉・魚・卵・豆腐・大豆製品・乳製品
副菜・・体の調子を整えるもの
野菜・きのこ類・海藻類・果物

初期(5~6か月)

離乳食をスタートしましたか?
スタートしたばかりは、食べたことのある食材が少ないため、色々と揃えることはできない。最初は、米がゆ(10倍かゆ)ひとさじから。野菜、たんぱく質とプラスしていく。量も少なく、食べられるものも少ない。
栄養のバランスを考えるより、食べることに慣れよう!

中期(7~8か月)

食べたことのある食材は、増えてきましたか?
主食...おかゆ→7倍かゆ~5倍かゆ
主菜...白身魚・赤身魚・卵黄・豆腐など
副菜...色々な野菜
量はまだ増えない赤ちゃんが多い。なめらかにすりつぶしたものから、粗くつぶしたものへステップアップしたものを食べることに慣れる。食べてくれない...って悩むことが増えてくる頃。
食べたことのある食材が増えてきたら、「お皿を3つ(主食・主菜・副菜)」用意するイメージで準備をしましょう。
もちろん喜んで食べている子は、量を増やしていきましょう。

後期(9~11か月)

生活リズムがついてきましたか?
離乳食の時間、授乳の時間、起きる時間、寝る時間を毎日同じにする。
よく動くようになりましたか?
はいはいをたくさんしていますか?
お散歩に行っていますか?
生活リズムが整い、よく動くようになると食べる量が増えてきます。

大人の食事も、ついでに見直しちゃおう!

一日3回食べられていますか?

子育てに一生懸命、仕事が忙しいなどの理由で、つい朝食や昼食を抜いてしまっていることがあるのでは? 離乳食の回数が3回になる頃(9か月以降)から、時間の合うときはママやパパと一緒に食べて欲しいです。そのとき、子どもだけが食べているという状況にならないように、ママやパパも一日3回食事を摂る習慣を。

好きなものばかり選んでいませんか?野菜のおかずはありますか?

ママやパパの食事の栄養バランスが取れていると、自然と赤ちゃんの離乳食の栄養バランスも整ってきます。赤ちゃんの離乳食のスタートは、ママやパパの食事内容を見直す良いタイミングと考え、色々なお料理を食べて、家族みんなが健康で楽しく過ごしてくださいね。

次回は、「離乳食の作り方」についてお話する予定です。

~食べることが好きな子になる魔法は、家族の笑顔と「おいしいね!」~

参考文献:離乳の基本 厚生労働省
あわてずゆっくり離乳食 芽ばえ社

河本かわもと かよ栄養士

河本 かよ

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