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2022/01/10

離乳食・幼児食の知っておきたい大切なこと

離乳食を食べることと赤ちゃん

あけましておめでとうございます。2022年新しい年になりました。気持ちを新たにがんばりたいですね。みなさんにとって良い一年になりますように。そして、可愛らしい赤ちゃんや子どもたちが楽しく過ごせますように!

あけましておめでとうございます。
2022年新しい年になりました。気持ちを新たにがんばりたいですね。
みなさんにとって良い一年になりますように。そして、可愛らしい赤ちゃんや子どもたちが楽しく過ごせますように!
コロナの感染拡大について、引き続きマスク、手洗い、うがい等の予防対策を忘れないようにしましょう。

離乳とは、成長に伴い、母乳またはミルク等の乳汁だけでは不足してくるエネルギーや栄養素を補完するために、乳汁から幼児食に移行する過程をいい、その時に与えられる食事を離乳食という。
この間に子どもの摂食機能は、乳汁を吸うことから、食物をかみつぶして飲み込むことへと発達する。摂取する食品の量や種類が徐々に増え、献立や調理形態も変化していく。また摂食行動は次第に自立へと向かっていく。

このように、厚生労働省の「授乳・離乳の支援ガイド(2019年改訂版)」に記載されています。
成長と共に、家族と同じ物が食べられるように、そして自分で食べられるようになるように、赤ちゃんが練習をする期間ですね。最初は、恐る恐るだと思います。「よしっ」と思って進めることも大切かなと思います。
離乳食の資料などは、目安の月齢が書かれています。その月齢になったら、スタートをして...と計画を立てておられるでしょう。それも大切なことですが、目の前の赤ちゃんの様子、機嫌や体調をみて進めましょう。

赤ちゃんって...

心地が悪いとき、眠いとき、お腹が空いているときなど泣いて知らせます。その時に、ママやパパが、声をかけます。

離乳食で赤ちゃんが学ぶこと

5~6か月

なめらかにすりつぶしたとろとろの食べ物をくちびるで取り込み、口を閉じて「ごっくん」と飲み込む。
口角は動かない。舌は前後に動く。
首がすわっている。支えると少しの間座れる。

スプーンは、赤ちゃんの口の幅より小さいもの(目安は2/3くらいの幅の物が食べやすい)
食べ物を少量ずつ、口を閉じて取り込めるように、気をつけながら食べさせる。

↓

7~8か月

くちびるで食べ物を取り込み、上あごと舌で押しつぶす。
「もぐもぐ」と口を動かして食べるとき、口角が横に引っ張られるように動く。
舌が上下に動くようになってくる。

スプーンはくぼみが浅く、できれば平らなもの。食べさせる時は、下唇の上にスプーンをのせ、上唇が閉じるのを待ってから、まっすぐに引き抜く。
一人で座れるようになる・ずりばいや方向転換など少しずつ動けるようになってくる。

↓

9~11か月

くちびると前歯で食べ物を取り込み、舌と上あごでつぶせないものを歯ぐきの上に移動させてつぶす。
「かみかみ」と歯ぐきでかみつぶすので、口角が左右バラバラに動く。
舌が左右に動くようになってくる。

スプーンは、くぼみのあるもので、食べさせる時は、下唇の上にのせ、上唇が閉じるのを待ってから、まっすぐに引き抜く。
はいはいが上手になる・つかまり立ちができるようになる。

↓

食べ物の形や大きさを変え、幼児食へ移行していく。

離乳食を食べさせるとき、初期から継続して、スプーンは下唇にのせ、上唇が閉じるのを待ってからスプーンを引き抜きます。慌てて、上あごになすりつけるように食べさせるのはやめましょう。口が閉じてから、スプーンを引き抜くことで、かじり取りが上手になり、口の周りの筋肉が発達します。口をしっかりと閉じることができるようになっていきます。
また、かみかみが上手になってくると、口角がきゅっと上がってきます。

ごっくんが上手になってきたら、粗くつぶしたものに変えていきましょう。最初は戸惑うと思いますが、慣れてきます。7~8か月の頃、慌てて食べさせず、口の中の物が無くなってから、次を食べさせます。この時期にしっかり「もぐもぐ」の練習をさせてあげてくださいね。
9か月より大きい赤ちゃんで、丸のみしているなあと感じておられたら、食材の種類は後期の物で大丈夫ですが、やわらかく煮たり、とろみをつけるなどして、舌と上あごでつぶせるような物を準備しましょう。もぐもぐとつぶしながら食べられるようになります。

離乳食の完了とは、形のある食物を噛みつぶすことができるようになり、エネルギーや栄養素の大部分が母乳または育児用ミルク以外の食べ物から摂取できるようになった状態をいう。その時期は生後12か月から18か月頃である。食事は1日3回となり、その他に1日1~2回の補食を必要に応じて与える。母乳又はミルクは、子どもの離乳の進行及び完了の状況に応じて与える。なお、離乳の完了は、母乳または育児用ミルクを飲んでいない状態を意味するものではない。
食べ方は、手づかみ食べで前歯で噛み取る練習をして、一口量を覚え、やがて食具を使うようになって、自分で食べる準備をしていく。

次回は、「幼児期の食事」についてお話する予定です。

~食べることが好きな子になる魔法は、家族の笑顔と「おいしいね!」~

参考文献:
「授乳・離乳の支援ガイド」  厚生労働省
あわてず、ゆっくり離乳食  芽ばえ社
じょうずにたべる たべさせる  芽ばえ社
食べもの分化 2021.10  芽ばえ社
いただきます ごちそうさま Vol.78  (株)メイト

河本かわもと かよ栄養士

河本 かよ

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