部屋にモノが多くて何だか疲れる・・・ そんな風に思っていませんか? 以前「ちょっと今から仕事やめてくる」という映画を観ました。ブラック企業に勤めて心がしんどくなる若者の話です。 色々なことに心が追い詰められていく状態は、部屋の散らかり具合に映し出されていました。部屋を片付けたら気持ちが楽になるだろうに、と思って観ましたがまさに部屋の状態は心の状態を表す、です。 使わないモノは全て「疲れの原因」になります。気に入ってないモノは「心の重荷」になります。 私が片付けられなかった頃は、何故だか色々な物をあちらこちらに飾っていました。 100円ショップで買ってきた「たいして気に入っていないけどなんかオシャレっぽい感じ」がするモノや、子どもが欲しがるからとハッピーセットのおもちゃを窓辺にずらりと並べてみたり。何故かトイレを小物ギャラリーにしてみたり。 思いつきでやるのは良いのですが、埃がたまってくると気になりつつ面倒なので後回し。 これはここに何故置いているのか?そんな疑問すらなく、何なら全てコンプリートしてやろうと謎の達成感を求めて調達してくる始末です。 人は、自信がないと、足りない事をモノで埋める生き物かも知れません。 料理下手だから良い調理器具、流行りのものを買ったら出来るようになるかもしれない。服のセンスがないからあれを買えば流行に乗れるのではないか。周りの人が輝いて見えるから私も何か出来そうなことの資格でも取ろうかな。 コンプレックスを隠すのに、心の穴を埋める為に、手に入れることで手っ取り早く解決した気になります。でもそれは一時的な事でまた虚しくなります。簡単に言うと自分に自信がないと、自己否定が強いと部屋は散らかります。 これは私の経験からです。そんな時はまず一旦リセットしましょう。 あなたは生まれてきた時点で、そのままで素晴らしい。モノなんて無くても大丈夫。 目に入った時、もしも何かしんどい、煩わしいなと思ったら手放してみてください。 ものがあっても困る、かと言って手放して後悔しても困るかもしれない、という事ではあれば是非手放す事をお勧めします。いつか使うかもしれない、と言う曖昧なものはほぼ使わないまま「ただ持っているだけ」となることが多いです。 本当のオシャレは足し算では無く引き算だと言います。片付けもそれに似ていますね。