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2021/05/10

離乳食・幼児食の知っておきたい大切なこと

離乳食の完了期、幼児食に向けて

こんにちは。元気に過ごしていますか? コロナ感染拡大の第4波と言われ、緊急事態宣言中の地域があると思います。

こんにちは。元気に過ごしていますか? コロナ感染拡大の第4波と言われ、緊急事態宣言中の地域があると思います。おうち時間が増えて、ママやパパ、そして子供たちにストレスが溜まっていなければ良いのですが・・・ 近所の公園など人の少ない場所、時間を見つけて気晴らしのお散歩、外遊びをしてくださいね。

コロナ感染拡大防止に関して、ご尽力くださっている皆さまありがとうございます。
引き続きみんなで感染予防対策を続けましょう。マスク・手洗い・消毒。一人ずつの心がけが大切ですね。

離乳食の完了期とは?(離乳の基本より)

形のあるものを噛みつぶすことができるようになり、エネルギーや栄養素の大部分が、母乳またはミルク以外の食物から摂取できるようになった状態をいう。その時期は生後12か月から18か月頃である。食事は1日3回となり、その他に1日1~2回の補食を必要に応じて与える。母乳または育児用ミルクは、子どもの離乳の進行及び完了の状況に応じて与える。なお、離乳の完了は、母乳または育児用ミルクを飲んでいない状態を意味するものではない。

離乳食を喜んで食べていますか?手づかみをして、自分で食べるようになってきましたか?
まだまだ上手ではないと思いますが、自分で食べたい!という気持ちを褒めてあげてください。お誕生日が近づいてくる頃、食べることが好きになってくれていると嬉しいですね。もし「うちの子食べることに興味がなさそう...」と感じている方がいたら、次のことを振り返ってみてください。

「いただきます」「ごちそうさま」を言ってますか?

お腹が空いていますか?

食事の時間は毎日同じに。だらだら何かを食べたり、飲んだりしない。
体を使って、たくさん遊ぼう!

食事時間は楽しいですか?

ついつい注意ばかりしていませんか?
「こぼさないで」「汚さないで」「ちゃんと食べて」「きょろきょろしない」「ウロウロしない」言ってる方も嫌になってくるけど、言われている方はもっと嫌。食べたくなくなります。

食べる場所は決まっていますか? 食事場所の回りは片付いていますか?

食べるときはいつもこの場所、この椅子。必ず決めてね!
せっかく場所を決めていてもおもちゃが出しっぱなし、テレビがついていると気が散ってしまい、食べることに集中できません。
また「おもちゃを持たせたり、タブレット等で動画を見せていると、おとなしく座っていて、口を開けてくれるので、いつもそうしています」という方に出会います。 これって食事しながら、遊んでもいいよと教えていることになりませんか?
お料理を見て、家族に声をかけてもらいながら食べてほしいなぁと思います。

ママやパパ、一緒に食べていますか?

離乳食の初期のころは、食べさせる時間帯も大人と違うし、少量しか食べないので別のタイミングでも良かったのですが、そろそろ、3回食に慣れてきたと思うので、一緒に食べて、ママやパパがおいしく食べる姿をたくさん子どもに見せてあげてください。

ママやパパ、食事のとき「笑顔」ですか?

子どもは、ママやパパの笑顔が大好きです。食事の時、笑顔でいてくれると、その時間はとても楽しく、良い記憶の引き出しに片づけられます。困った顔や怖い顔をしていると、たとえ好きなものであっても、嫌な記憶の引き出しに片づけられてしまい、その後食べるのを嫌がるようになることがあります。
良い記憶の引き出しがたくさん増えると良いですね!

生後12~18か月頃

〇1日3回の食事リズムを大切に、生活リズムを整える
〇手づかみ食べにより、自分で食べる楽しみを増やす
〇調理形態...歯ぐきで噛める固さ
〇1回あたりの目安量
    穀類...軟飯90g~ご飯80g
    野菜・果物...40~50g
    魚15~20g または 肉15~20g または 豆腐50~55g
    または 全卵1/2~2/3個 または 乳製品100g

これは、あくまで目安量です。一人ずつ、同じ子でも日によって変わります。今日はたくさん外で遊んだかな? 昼寝が長かったかな? などと考えることで、たくさん食べられた!食べ残しまった!これらのこと対して「あぁそうだったか」と対応できると思います。

食べることが好きな子の中に、噛まずに丸のみをしてしまい、「もっと欲しい」となっている場合があります。噛んで食べられるように、形のあるもの、今までより少し固めのものを用意してください。全てひと口大で準備する必要は減ってきます。

幼児食へ

自分でできることが増えてくる  食べさせてもらう食事→自分で食べる食事
自我が芽ばえ、社会性が発達してくる(みんなと食べる楽しさを覚える)
好奇心旺盛な時期。五感を育てよう!
視覚......見た目。ママやパパには盛りつけられている。自分にはない=食べなくて良いものになる。食べないだろうなぁと思っても少量盛りつける
嗅覚......料理のにおい
聴覚......音を聴く。調理している音、食べた時の音。どんな音がするのかな?
触覚......手や口で温度、固さを感じる
味覚......味を感じる。好きな味、苦手な味がでてくる
甘味、酸味、塩味、苦味、旨味があり、酸味、苦味は自然界では腐敗に繋がる味のため、嫌う傾向にある。経験することで好きになる

次回は「幼児食の時期っていつ? 何に気をつけるの?」についてお話する予定です。

~食べることが好きな子になる魔法は、家族の笑顔と「おいしいね!」~

参考文献:
授乳・離乳の支援ガイド 厚生労働省
あわてず、ゆっくり離乳食 芽ばえ社
よくわかる小児栄養 ミネルヴァ書房
図解でよくわかる 新・食育ガイドブック (株)メイト

河本かわもと かよ栄養士

河本 かよ

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