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2021/02/01

ママに贈る魔法のメッセージ

「ゴミは持ち帰る」について

日本の古き良き躾(しつけ)、昔から伝わる智恵を伝承しているやまとしぐさ 伝承学師範の辻中公(つじなか くみ)です。

今回は、ご家庭でぜひ取り組んでいただきたい習慣をお伝えいたします。
「ゴミは持ち帰る」です。

皆さんは、訪問先でいただいたお菓子のゴミや、鼻を噛んだ紙などは、どうしていますか?子どもたちにはぜひ、食べたお菓子の袋、アメの包紙、噛んだガムの後始末、鼻を噛んだ紙は持ち帰る癖をつけてください。
この習慣をつけるためにはまず、親子でできることからやっていきましょう。

①おうちで、こまめにゴミ箱に入れるようにしましょう。
工夫としては、テーブルに、小さな紙袋を設置してください。
・お菓子の袋は、開けたらすぐに紙袋のゴミ箱に入れます。
・ガムは噛んだらそのまま捨てるのではなく、紙に包むかティッシュで包んでから捨ててください。
→まずは、ゴミを捨てる習慣をつけましょう!

②出先でゴミが出た場合は、どのように持ち帰るかを教えてあげてください。
例えば、公園で遊んでいる時に、お菓子を食べることがあります。そんな時は、
・ゴミをレジ袋に入れる。
・ポケットに入れる。
→「このレジ袋に入れようね」「ゴミはポケットに入れてね」と声をかけましょう!

③そして、家に帰り着いたら、持ち帰ったゴミをどうするかまで教えてあげるのです。
・レジ袋に入れたゴミは、家のゴミ箱に捨てる。
・コンビニなどで捨てないようにしましょう。
・ポケットに入れたゴミは、家に帰ったら家のゴミ箱に捨てる。
→ポケットにゴミを入れたまま洗濯しないように気をつけてくださいね。

昔から自分の出したゴミは持ち帰っていました。和服のたもとに入れて持ち帰ったのです。
日本の着物は、袖の下が袋状になっていて「たもと」といいます。成人式に着る振袖は床スレスレの長さですし、一般的な着物は腰の辺りまであります。
この「たもと」は、ゴミを入れるという使い方もします。決まりがあって、「右のたもと」には使った後のもの、例えば口を拭ったティッシュや、アメの包紙を入れます。「左のたもと」には、使用前のティッシュや綺麗なものを入れます。ポケットのような役割ですね。

ぜひ、少しづつできることから取り組んでくださいね。

辻中つじなかくみやまとしぐさ伝承師範

辻中 公

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