あけましておめでとうございます。今年もみなさんの「困った！」の助けになるような情報を伝えていきたいと思っていますので、よろしくお願いいたします。

あけましておめでとうございます。
今年もみなさんの「困った！」の助けになるような情報を伝えていきたいと思っていますので、よろしくお願いいたします。
みなさんにとって素敵な一年になりますように！

12月はコロナに感染された方が増え、不要不急の外出を控えるように伝えられていました。
このような状況の中、医療現場でがんばっておられるみなさん、ありがとうございます。感謝しています。コロナの感染拡大を予防するために、一人一人が気をつけて過ごしましょう。

今回は、離乳の基本についてお話をしますが、感染予防に役立つと言われている免疫アップについて先にお話をしたいと思います。

新型コロナ、予防の基本

〇マスク・口腔ケア・うがい
〇手洗い・手指消毒

〇基礎免疫力を上げる
適度な運動をする ... 子どもと散歩をしたり、かけっこをしたり、体を使って遊ぶことで、子どもはもちろん一緒に遊ぶ大人にとっても良い運動になる

睡眠をとる　寝不足に注意 ... 小さな赤ちゃんがいると、ゆっくり眠れないこともあるでしょうが、睡眠不足は免疫力が落ちるので気をつけて
ストレスをためない ... 上手に息抜きできていますか？

ビタミンA ... 粘膜や皮膚の状態を整える
ビタミンC ... 抗酸化作用が高く、粘液や皮膚を丈夫にする
ビタミンE ... 血行を促進する働きがあり、体の冷えを予防する
→ ブロッコリー・ほうれん草・かぼちゃなど

オメガ3脂肪酸 ... 炎症に強い粘膜を作る → ぶり・さば・くるみなど

免疫アップにつながるものを食べよう

・免疫細胞をつくる ... たんぱく質を含む食品（魚・肉・卵・乳製品）
・免疫細胞の働きを良くする ... ビタミン・ミネラルを多く含む食品（魚・肉・卵・野菜・果物）
・腸内環境を良くする ... 発酵食品（納豆・チーズ・ヨーグルト）食物繊維の多い食品（さつまいも・きのこ類・りんごなど）

冬の野菜は免疫力向上を期待できる栄養を多く含んでいます。良質のたんぱく質と組み合わせて食べましょう。離乳食に利用できる食材も多いので、家族みんなで色々な食材を食べて、元気な体を作りましょう。鼻やのどの粘膜が乾燥すると、ウィルスを外に出す力が落ちてしまうので、気をつけてくださいね。主食・主菜・副菜と揃えると、自然とバランスの良い食事になります。また、ストレッチなどで体をほぐし、たくさん笑って元気に過ごし、コロナ禍を乗り越えましょう。お茶や水で冬もこまめな水分補給を。

昨年、離乳食完了期の軟飯の量が80gから90gへ変更されましたので、お知らせします。

（離乳の支援ガイドより）

完了期の軟飯が90gに。たくさん欲しがるけど...と悩んでいたママは、増やしてあげてくださいね。
この頃になると、お昼寝が長くなった・たくさん外で遊んだなど、その日の行動によって食べる量は変わります。
これだけは絶対食べて欲しい！と思うママやパパの気持ちもわかりますが、子どもの様子をみて、無理のないように。
離乳食タイムが楽しい時間になると嬉しいです(*^-^*)

離乳食・・10倍かゆをすりつぶして、赤ちゃんに食べさせるスプーン1杯からスタート。
スタートはゆっくり。月齢が進むにつれて、食材の種類を増やす・形状をアップ・量を増やしながら進めます。調理形態が初期から中期、中期から後期、そして完了期へステップアップするタイミングのとき、「おえっ」とのどに詰まりそうになったり、赤ちゃんが見た目が変わったことで、食べるのをためらう場面に出会うこともあるでしょう。そんなときは、にこっと笑って「大丈夫だよー」と声をかけながら、見守ってあげてくださいね。3回食になるころには、家族と同じタイミングで食べられるようにして、みんなが食べている様子を見せましょう。
きっと赤ちゃんも嬉しそうに食べるようになりますよ　( *´艸｀)

昨日より、1か月前より、食べる量は増えたかな？　食べられる食材の種類は増えたかな？　体重は少しずつ増えてきたかな？　あなたの赤ちゃんの1か月前と比べても良いけれど、誰かと比べないようにね！

次回は「ママやパパの食事はどうしていますか？」についてお話する予定です。

～食べることが好きな子になる魔法は、家族の笑顔と「おいしいね！」～

参考文献：
日本栄養士会雑誌　2020年6月号・7月号・8月号
子どもの栄養と食育がわかる事典　　成美堂出版
授乳・離乳の支援ガイド　　厚生労働省