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2020/12/01

ママに贈る魔法のメッセージ

「同時に二つのことをしない」について

日本の古き良き躾(しつけ)、昔から伝わる智恵を伝承しているやまとしぐさ 伝承学師範の辻中公(つじなか くみ)です。

幸せな子は、心が豊かです。お陰様の心、感謝・思いやり・尊敬・責任・信頼の心が育っていると、心が豊かになります。それには、お互いが「誰かのために」考えることです。そのために、日々、気をつけることを提案しますね。

誰かのために行動していることが伝わるには、
「同時に二つのことをしない」 ようにしましょう。

同時に二つのことを進行させることを「ながら」といいます。
例えば、
すれ違いながら、挨拶をする
スマホを触りながら、挨拶をする
お菓子を食べながら、挨拶をする
料理を作りながら、子どもの話を聞く
ゲームをしながら、返事をする
パソコンを触りながら、話をきく
お箸を握りながら、お茶を飲む
テレビを見ながら、ご飯を食べる
お菓子を食べながら、勉強をする
などです。

同時に二つのことをすることで、相手を不安にさせたり、だらしない印象を与えます。
何かをしながら話を聞かれると、真剣に話を聞いてくれていない、と思われ、子どもとの関係もスムーズにいかなくなります。

日本は古来から、息を合わせることを大切にしてきました。息が合うとは、気持ちがぴったりと、合うことをいいます。挨拶も息を合わせることで、気持ちがぴったりと合う様になりまから、一旦立ち止まって、相手と向き合って、息を合わせてから挨拶をして下さい。何かをしながらでは、相手との気持ちが合わなくなってしまいます。

家庭で、子どもの話を聞くときに、ついつい何かをしながら聞いてしまうことがあります。掃除をしながらとか、料理を作りながらだと、気持ちが十分に子どもに向きません。半分、掃除や料理のことが気になります。子どもにその気持ちが伝わりますので、大事にされていない、と感じてしまいます。少しでいいので手を止めて、向き合って話を聞く時間を作ってあげてくださいね。

私も、パソコンを触りながら家族と話をしてしまう時があります。どちらにも気持ちが集中できず、結局はパソコンに打ち込んだ内容にもミスがあり、家族からも、真剣に話を聞いてくれない、と寂しい思いをさせてしまいます。それなら、あとでゆっくり時間を取るから、1時間待ってくれる?と伝えたり、少し手を止めて相手の話を聞く様に気を付けています。その方が、時間に余裕が持て、仕事にも、人にも丁寧に接することができる様になりました。

「ながら」動作をしないことで心が豊かになります。
子どもとの関係、家族との関係が良くなります。
「同時に二つのことをしない」を、心がけてみて下さいね。

辻中つじなかくみやまとしぐさ伝承師範

辻中 公

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