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2019/09/20

子だくさんの整理収納術

芸術の秋、子どもの作品の片付け

幼稚園や小学校のお子さんがいらっしゃるご家庭にとっては2学期が始まり、また秋らしくなり、生活のリズムがガラッと変わったご家庭も多いのではないでしょうか。
秋といえば、いろいろな秋がありますが、元保育園勤務の私にとっていまだに秋といえば「運動会」「お芋ほり」「作品展」のイメージが根強くあります。
その中でも今回は子どもの作品の片付けについてお伝えします。


子どもが持ち帰る作品には、授業や保育時間にしっかり取り組んで仕上げたものから、遊びの中で作ったものなどいろいろな種類のものがあります。そして、それらを持って帰ってきたら、正直困る、というママも多いと思います。我が家も子どもが五人ですからなかなかの量でした。すべて残しておくわけにもいかず、でも簡単に捨てるのは忍びない・・・。
そこで、まず考えてほしいのは「ただしまい込んでとっておくのは無いのと同じ」ということです。
日の目を見ずただ押し入れやクローゼットの多くで色あせるのを待つのは大切にしているとは言えません。
そうならないためにしっかりと要不要に分けます。


まず、作品を持って帰ってきたときにじっくりと見て、子どもと会話してみてください。子どもはおうちの人に認められるととてもうれしいものです。持ち帰った作品を「これ、どういう風に作ったの?」「この色、きれいだね」「工夫したところはどこ?」など、子どもが話したくなる質問を問いかけてみてください。
そのうえで


1.期限、範囲を決めて飾る
2.写真に収める
3.どうしても残したいものは思い出ボックスに収納


をします。


家中あちこちに飾るとごちゃごちゃしてせっかくの作品がよく見えなくなります。絵の場合は額に入れて季節ごとに飾ったりするのもおすすめです。我が家はこの方法で、本当にいいと思うものだけを何枚か集めておいて季節ごとにリビングに入れ替えて飾りますが、こうすることで子どもがまた飾ってほしくて賞をとってくるようになりました。
写真に収めるときは作品だけではなく是非子どもさんも一緒に写り込むようにしてください。作品と子どもがセットのほうがその時の思い出がよりよみがえります。
思い出ボックスは、有限にしてください。どれもこれも取っておくのではなく本当に残したいものだけ、この箱に入るだけ、このスペースに収まるだけ、とします。
そしてこの作業は親子一緒にしてください。子どもは全部要ると言って困る場合は「どれが一番好き?」と、ベストテンだけ残す、というように声掛けをすることも有効です。逆に、中には親がいいと思っても子どもはいらないという場合もあります。そのときは親のものとして、親が管理する。物の持ち主がものを管理するのです。無理に子どもに「これはいいやつだからいるでしょう」なんて押し付けないこと。そうしてしまうと、子どもは自分が決めても意味がないと思ってしまいます。物の判断は、本当に必要なものを見極める力も養います。ぜひ一緒に取り組んでみてくださいね。

岩城いわき美穂みほ子だくさん整理収納アドバイザー

岩城 美穂

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