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2019/03/20

子だくさんの整理収納術

玄関片付けで靴をそろえる子どもに

春になると気温も上がり、片付けをしようという気持ちになります。日本では年末に行う大掃除も、欧米では「スプリングクリーニング」と言って春先に行う習慣もあります。私がお片付け教室の受講者にお伝えすることの1つに、「玄関から取り組もう」という事があります。


玄関は家の顔です。第一印象が決まる場所でもあります。そして、玄関は他の部屋に比べて狭い事が多いので、頑張ったら早く終われる上、片付けたのが一目でわかるのでモチベーションも上がります。
皆さんも玄関整理に取り組んでいただけるとわかると思いますが、玄関のたたきがスッキリしていると、帰ってきた時に気持ちが良いのです。


玄関を整えるのはお客様をもてなす、だけではなく、自分も家族も大事に扱う事です。
玄関の整理収納も基本は同じで、「下駄箱の中身を全部出す」「いる、いらないに分ける」「要るものだけを出しやすく収納する」の3ステップ。


靴にも流行があり、履いていない間に劣化します。また、子どもの靴は、少しはかない間にサイズアウトしてしまう為、綺麗なまま置いてあるので捨てにくい、も良くあることです。
足は第二の心臓とも言われますから、合わない靴は論外です。いくら高かった靴でも痛くて歩けないようでは靴としての機能が果たせていません。


そんな風に考えていくと本当に必要なものが見えてきます。>
我が家は7人家族。子どもが5人で、お洒落な女子大生、男子大学生もおります。サイズ感で言えば大人が6人で子どもが1人という感じです。それでも、自宅の教室に来られた方には「下駄箱がうちより小さい」と、よく驚かれます。


そんな少ない収納で快適に出来るのは、


①必要なものしか持たない
②最大数を決める
③靴も衣替えをする
です。


先ほど書いたように気持ちよくどんどん歩ける靴を。また、TPOに合わせて使う靴を残しましょう。そして、子どもの靴はすぐにサイズアウトするので、我が家ではスニーカーは一人二足までと決めています。傷んだり履けなくなったら子どもをお店に連れて行って試着し、気に入ったものを購入。いつも購入する店は古い靴を処分してくださるので、お店で入れ替え完了。過剰な包装も不要です。


そして、靴だから、と全て玄関に置く必要はないのです。フォーマルウェアに合わせる靴が決まっているなら、服と一緒にクローゼットでも良いと思います。下駄があるなら浴衣とセットにしておく。また、夏が終わればサンダルなどはメンテナンスして来シーズンにまた履くか、もうお別れするのかしっかり考える。冬も同様に。そして、場所を取るブーツは半年後の次の冬にまた履くものは下駄箱ではなく、別にある玄関のクローゼットに収納。今、家族で履いている靴がちゃんとしまいたい時に下駄箱に入るようにしておくのです。


溢れた靴が無いと玄関もスッキリ。そして、出入りが激しい時間帯は常に収納する事にこだわらず、「寝る前に下駄箱へ」のようにリセットの時間を決めるだけでも良いですし、「一人一足までは出していてもオッケー」などマイルールを作ることをお勧めします。
片付けに追いかけ回されないように。気持ちよく暮らすために片付ける。
私の経験では、持つ数を決めてお気に入りを買う事で、大切に扱い、靴を揃えたり自ら気付いたタイミングで靴をしまうようになりました。そこから、躾のお話なども出来るといいですね。

岩城いわき美穂みほ子だくさん整理収納アドバイザー

岩城 美穂

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