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2019/02/10

離乳食・幼児食の知っておきたい大切なこと

アレルギーが心配なときの離乳食

こんにちは。インフルエンザ、ノロウィルスなどが流行っていますが、大丈夫ですか? 赤ちゃん、子どもたちはもちろんママやパパも気をつけてくださいね。

元気に過ごすために・・・!
栄養と睡眠(休養)はとても大切です。しっかり食事を摂ってくださいね。
一日3食、大人も子どもも食事時間がバラバラにならないように、毎日同じ時間に食事をします。生活リズムを整えましょう! 忙しいから・・・、ダイエットしたいから・・・
などの理由で食事の量を極端に減らしたり、抜いたりする方がいますが、食事の量が減ると、体力が落ちて疲れやすくなるので気をつけてください。

食事

主食・主菜・副菜がそろうように、おかずを考えましょう!

  • 主食→ごはん・パン・麺類・シリアルなど
  • 主菜→肉・魚・卵・大豆製品などたんぱく質を主に使う料理
  • 副菜→野菜を主に使う料理

睡眠

睡眠時間を7時間以上確保できると免疫力がアップして、風邪をひきにくくなるといわれています。しかし、子育て中のママは難しいですよね。時には、家族に助けてもらってまとめて寝られる時があると良いなぁと思います。夜の授乳がある場合など、まとめて寝ることができないときは、赤ちゃんや子どもと一緒にお昼寝しちゃいましょう(*^。^*) 15分くらいでも寝られるといいですね。30分以上昼寝をしてしまうと、起きた時にかえって体がだるく感じたり、夜寝つきが悪くなったりするので、気をつけてください。

今回は、アレルギーが心配なときの離乳食の進め方についてお話します。
離乳食を開始する前のママたちと話していて、一番心配されているのはアレルギーですね。

食物アレルギーについて知ろう

食物アレルギーとは

食物を食べる、触るなどした際、食物に含まれる原因物質(アレルゲン:主としてたんぱく質)を異物として認識し、自分の身体を防御するために過敏な反応をおこすこと

主な食物アレルギーの症状

軽い症状:かゆみ・じんまじん・唇や瞼の腫れ・嘔吐・喘鳴
重篤な症状:意識障害、血圧低下などのアナフィラキシーショック

おかしいなと思ったら、できるだけ早く小児科に受診しましょう。軽い症状の場合、受診しない方が時々おられますが、不安な場合、必ず受診をして、食べ物にアレルギーがあるのかどうか、除去した方が良いのか、診断してもらいましょう。
呼びかけても反応がないなど、重篤な症状が現れたときは、救急車を呼びましょう。

知らずに食べてしまって、アレルギー症状を起こさないように、消費者庁から表示義務について出されています。
特定原材料アレルギー表示

■表示義務
乳・卵・小麦・そば・落花生・えび・かに
■表示の推奨
あわび・いか・いくら・オレンジ・キウイフルーツ・牛肉・くるみ・さけ・さば・ゼラチン・大豆・鶏肉・バナナ・豚肉・まつたけ・もも・やまいも・りんご・ごま・カシューナッツ

離乳食と食物アレルギーの関係

離乳食の開始の時期を遅らせたり、たんぱく質を与える時期を遅らせると、アレルギーを起こさないのではないか・・・?

間違っています!

離乳食は、体調をみながら適切な時期にスタートします。(生後5~6か月・アレルギーの心配の少ない米粥から) 米粥に慣れたら、野菜をプラス。スタートして、1~2週間経ったら、豆腐や白身魚などのたんぱく質を小さじ1杯からプラスします。

アレルギーをおこしたら、かわいそうなどと心配をする気持ちはわかりますが、毎日成長している赤ちゃんに、離乳食はとても大切です。7~8か月ころになり、よく動くようになると母乳やミルクだけでは栄養が足りなくなってきます。特に体や脳の発達に必要な栄養素がたくさん含まれる肉・魚・卵・大豆製品は、食べさせてほしい食材です。離乳食の進み具合によって食べられる食材が変わるので注意が必要ですが、少量ずつ試していきましょう。

小児科医師の診断で、食物アレルギーがあり除去するように指導された食品があれば必ず除去してください。診断がついていないのに、勝手な判断をしないことが大切。

食物アレルギーと診断された赤ちゃんは、離乳食の食材選びに配慮が必要ですが、アレルゲンとされていない食材については、アレルギーのない赤ちゃんと同じように離乳食を進めます。アレルゲンとなる食材は医師の指示に従って進めます。たくさん食べられるようになって、ベビーフードを利用しようと思うときは、食品表示をしっかりみて選ぶことが大切です。

食物アレルギーのある赤ちゃんや小さな子どもの場合、食べてはいけないものがわからないので注意します。兄弟が食べているものを触ったり、口に入れてしまう心配がある時期は、家族の食事もアレルゲンを使わないものにすると危険を回避できます。大変だなぁと思うこともあるでしょうが、アレルギーのある子もない子も、一緒に楽しく食事をしてほしいので、時には、使わないことも考えてくださいね。みんなと同じものを食べた経験は、「○○は食べられないけど、他はみんなと同じものが食べられる(^o^)」という自信に繋がります。

アレルギーのある赤ちゃんを持つママやパパは心配がつきないでしょうが、様子をみながら離乳食を進めてくださいね。心配なときは、小児科に受診・栄養士や保健師など専門家に相談して、不安を解消しましょう。

次回は、「赤ちゃんにおやつは必要?」についてお話する予定です。

~食べることが好きな子になる魔法は、家族の笑顔と「おいしいね!」~

栄養士 河本かよ

参考文献:
乳幼児の食物アレルギー 診断と治療社
おいしく治す食物アレルギー攻略法 あいち小児保健医療総合センター
よくわかる食物アレルギー対応ガイドブック 独立行政法人環境再生保全機構
小児アレルギーエデュケーターテキスト基礎編 診断と治療社
アレルギー表示について 消費者庁

河本かわもと かよ栄養士

河本 かよ

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