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2018/11/10

離乳食・幼児食の知っておきたい大切なこと

離乳食つくりに困っていませんか?

こんにちは。一気に季節が進み、朝晩は寒いくらいになりましたね。昼間と夜間の気温の差が大きく、体調を崩しやすいので、気をつけてくださいね。

今年の夏は、とても暑かったので疲れがたまっているママやパパがいるかもしれませんね。
過ごしやすい季節になって、どっと疲れが出て寝込むほどではないけど、しんどいなぁって感じる日があるかも。赤ちゃんの声をうるさく感じるときは、心も体も疲れ気味。(>_<) 少しのんびりできると良いですね。 空をぼんやり眺めるのもおすすめ。良い気分転換になりますよ。今の時期、とても空が高いです。「ひつじ雲」「うろこ雲」この雲が見られたら、下り坂だそうです。ちなみにひつじ雲とうろこ雲の見分け方、ご存じですか? 自分の親指を空に向けて、もこもこしている雲のひとつひとつが、親指より小さいと「うろこ」大きいと「ひつじ」と見分けるとわかりやすいと先日、天気予報のコーナーで話されていました。参考にして空を眺めてみてください。 涼しくなって元気が出てきたよ!というママやパパもいますよね (^o^) 紅葉が美しい時期です。赤ちゃんと散歩をして、秋見つけを楽しんでください。 赤や黄色の葉っぱ、どんぐりなどが近くの公園でも見つかると思いますよ。 ところで、みなさんは離乳食つくりに困ったことはありませんか? 今回は、離乳食を作るときのポイントをお話します。

作る時のポイント

衛生面

赤ちゃんは抵抗力が弱いため、新鮮な食材を使い、しっかり加熱する。
作ったら、すぐに使う(保存する場合は、冷蔵ではなく冷凍保存にする)
調理器具に、食中毒の原因となる菌をつけない・ふやさない、そして殺菌すること。
特にスタートの時には、気をつけましょう。

食べやすいさ

離乳食の進み具合によって、大きさ・かたさに気をつける。やわらかく煮る。
月齢に合わせて、なめらかにつぶす・荒くつぶす・刻む・大きいままなど変化させる。

栄養バランス

離乳食スタートのころは、食べられる食材の種類が少ないが、増えてきたら色々なものを組み合わせる。【主食(おかゆ)・主菜(魚、肉、卵、大豆製品)・副菜(野菜)】

大人の食事からの取り分け

柔らかく煮たものを、味をつける前に取り出す。
または、薄い味付けの段階で取り分けてもよい。

おかゆをつくる

スタートのころ、10倍かゆ→米1:水10
7か月のころ、7倍かゆ→米1:水7
9カ月のころ、5倍かゆ→米1:水5
11か月のころ、軟飯→米1:水2
(10倍かゆの場合、15gのお米に対して、150mlの水)

「お鍋で直接炊く」「炊飯器で大人のごはんを炊くときに10倍かゆの
準備をした器を真ん中に入れて一緒に炊く」「電子レンジを利用して炊く」
など色々な方法がありますが、「湯煎で炊く」と失敗しないので、
おすすめです。電子レンジで作ると、お米の芯が残っている場合があるので、
必ず食べてみて、赤ちゃんが食べても大丈夫か確認してくださいね。

赤ちゃんがおかゆを食べるのを嫌がる場合、お米の芯が残っていて食べにくく、嫌がっている場合がありますよ。味見をするときは、舌と上あごで潰しながら食べてください。

だしをとってみよう

離乳食は味付けをしません。8か月頃から、少しずつ味をつけてOKになりますが、腎臓の機能が未発達の赤ちゃんには薄味になります。大人の味付けの4分の1が目安。
だしを利用することで野菜などをおいしく食べることができます。
「だし」の文化は日本独特のもので、2013年に「和食」がユネスコ無形文化遺産に登録されました。だしを使った和食をおいしいなぁと食べられるようになるためには、赤ちゃんのころから、だしを味わうことで育つ感覚です。野菜や魚を煮るときに、ぜひ「だし」を使ってくださいね。

スタートのころ→昆布のみ・7か月のころ→昆布とかつお節・9カ月のころ→いりこ
※昆布・いりこは、水からつけて、火にかける
※かつお節は、水を沸騰させてから入れる

ベビーフード

ママやパパが忙しいとき、体調がすぐれないとき、外出するときなど上手に利用しましょう。どんな形状で作るか悩んだとき、周りに教えてもらえる人がないとき、ベビーフードの食材の大きさなどを見本にするのも良いと思います。1歳児くらいのもので、少し柔らかすぎかなぁと思うものもあるので、赤ちゃんに合っているか確認してくださいね。
※月齢に合わせて選ぶ(うちの子に合ってるかな?)
※必ず味見をしてから(ママやパパがおいしいと思えたら、
赤ちゃんには味が濃いと思おう!)

離乳食つくり・・・面倒だなと思うときもあるかもしれませんが、家族でおいしいなぁと一緒に食事を食べるための第一歩。たくさん作って冷凍保存するなど、手を抜いても大丈夫なところは、手間を省いて準備をしましょう。
一生懸命作ったときに限って食べない...というママたちの声を聞きます。もしかしたら、「がんばって作ったからちゃんと食べて!」というママやパパの思いが顔に出ちゃってるかも。
笑顔で「おいしいよ~」と話しかけてあげてくださいね。(*^。^*)

次回は「赤ちゃんと離乳食」についてお話する予定です。

~食べることが好きな子になる魔法は、家族の笑顔と「おいしいね!」~

栄養士 河本かよ

参考文献:
食べもの文化2018.11芽ばえ社、NHK大津おうみ630そらしが

河本かわもと かよ栄養士

河本 かよ

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