台風による災害、北海道地震による災害にあわれた皆様にお見舞い申し上げます。
今年は各地で、自然災害が起こり、現在も大変な思いをされている方がおられます。一日も早く落ち着いた日常が戻りますようにお祈り申し上げます。
災害がおきて、ライフラインが止まってしまった時に、鍋でご飯を炊く方法を知っておくと便利なので載せておきます。最近は、普段からお鍋で炊いていますと言われる方がおられます。炊飯器や鍋、ご飯を色々な方法で炊けると良いですね。
準備するもの・作り方

土鍋・・・ご飯用ではなくて、鍋料理用でも大丈夫。また、ガスがOKの鍋なら普通の鍋でも炊けます。ふたがきちんと閉るものを使います。
米は無洗米を準備しておくと便利ですね。水の量を変えて、炊く時間を長くするとお粥になります。何もないときに、チャレンジしてみておいてくださいね。
朝晩すっかり涼しくなりましたね、寒いくらいです。日中は心地よい季節なので、子どもたちと身体を使って外で遊びましょう。
今回は、幼児(1~3歳)の食べる量についてお話します。
1歳6か月を過ぎるころから、自我が出始めます。「お腹が空いていないので食べたくない」「これは好きだから、もっと食べたい!」などを、言葉でうまく説明できないために、「わぁわぁ」言ったり、泣いてみたりして訴えます。ママやパパにとっての
「こまったちゃん」の登場ですね(笑)
ママやパパにとっての...。そうなんです! 子どもたちは、ママやパパを困らせてやろう!と思ってぐずっているわけじゃありません。すぐに怒ったり、好きな食べ物で釣ったりしないでくださいね。
食べる量に個人差が出てきます。また同じ子どもでも、たくさん体を使って遊んだ時、家で静かに過ごした時で食べる量が変わってきます。「なんで食べないのかなぁ?」「どうしたのかな?」と思ったときに、「なんで食べないのよ!!」とイラッとしてしまう前に、考えてみてください。
こんな時は食べられないよ!
生活リズムは整っていますか?
毎日同じリズムで過ごしていますか?
- 一日の中の六つの点(時間)がバラバラで一定していない「起床」「朝食」「昼食」「3時のおやつ」「夕食」「就寝」の時間が決まっていないと体内のリズムが整わず、食事の時間になってもお腹が空かない。食べたいという気持ちにならない。
小さな子どもにとって、おやつの時間はお菓子の時間ではなく、食事を補う時間と考え、おにぎりなどでもOK。10時のおやつは、朝食がしっかり食べられた時は必要ない場合も。食事・おやつの時間以外に水分補給をする場合は「お茶」
食事の時の環境が整っていますか?
- おもちゃや絵本が出しっぱなし
- テレビ・スマホの動画を見せている
小さな子どもは、2つのことを同時にできない。好きなもの・動くものが見えてしまうと、そちらが気になって食べることができない。 - 子どもだけが食べている
ママやパパがそばにいるけど食べていない・子どもが食べているときにママはウロウロしている。用事があるから...赤ちゃんの世話があるから...とママがウロウロしていると気になってしまい、落ち着いて食べられない。
食べる時の姿勢は、どうですか?
テーブルから体が離れていませんか?
足が床または足置きにきちんとついていますか?
自分で食べていますか?
- 食べさせないと...と思って、じっと見ていると、見られている子どもは落ち着かない。一緒に食べることで、うれしくて食欲がわく。1歳の頃は上手に食べられないので、気になると思うが「自分で食べたい意欲」を大切に。
1~3歳のころの食事
1日3回の食事と1~2回の間食+300~400gの乳製品
☆1回の目安量・・・
ごはん100~120g 野菜のおかず100~120gたんぱく質のおかず 次のうち1つを選ぶ
(卵S1こ・魚や肉20~30g・豆腐80g・納豆1/2パックなど)
☆間食は、1日に150~200kcal以内
☆乳製品は、フォローアップミルク・牛乳・ヨーグルト・チーズどれでもOK
胃の容量
1歳6か月・・・250~300ml
2歳・・・300~350ml
3歳・・・350~400ml
大人・・・約1500ml(個人差が大きい)
子どもは成長して、胃が大きくなり、活動が活発になってくるとたくさん食べられます。子どもの様子に合わせて、食事の量を増やすなど調整しましょう。
笑顔で楽しいお食事タイムにしてくださいね。ママやパパが「おいしいね」と言って食べてくれると、子どもたちは色々な料理をおいしく食べられるようになります。
「どれだけ食べないといけない」は、大切なことですが、こだわりすぎないようにしてくださいね。
次回は、「離乳食を作ること」についてお話する予定です。
~食べることが好きな子になる魔法は、家族の笑顔と「おいしいね!」~
栄養士 河本かよ
参考文献:子どもの食と栄養 医歯薬出版(株)