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2018/08/20

子だくさんの整理収納術

子どものモノを一緒に片付ける時のコツ

今回は"子どものモノを一緒に片付ける時のコツ"をお伝えします。


夏休みは幼稚園や学校に通うお子さんとお片付けをする絶好のチャンスです。私のところにも「親子で子どものモノの片付けに着手したいので来てください」というご依頼が増える時期です。そして私自身も、夏休みには子どもと1対1でお片付けをします。子どもが五人いますが、必ず1対1で。片付けは我が子の成長を目の当たりにできる、素敵なコミュニケーションツールでもあります。


「子どものモノを必要なモノだけに絞って、取りだしやすくしまいやすくする。」
一言でいえばとても簡単そうですがこれがなかなか難しいですよね。
要るものと要らないものに分ける時に「これっている?」と聞いてしまうと、子どもは100%全て「いる!」と答える生き物です。
そこで「今使っている?」「これ、お気に入りかな?」「お姉ちゃん(お兄ちゃん)っぽい?」「宝物はどれ?」など、要るか要らないかではなくもう一歩突っ込んだ質問をしてみてください。
この時に子どものモノを親目線で「ゴミ扱い」しないこと。これをしてしまうと子どもの存在を否定することになりかねません。親から見るとゴミのように見えても、子どもにとっては宝物だという事がよくあるのです。


中には全部宝物だと言われて片付けが進まないという方もいらっしゃいます。その場合は「宝物入れ」を子どもと相談して決めて「ここに入るだけ」と、最大量を決めます。そうする事で、子ども自身がしっかり考えて残すものと手放すものを決める力(自分軸)が養われるのです。
大人でも「手放す」のは後ろ髪を引かれる場合があります。けれど、片付けをして、手放したスペースに更にいいモノがやってくるので安心してください。


子どもが手放す決心をしたら成長した証し。小さい時に遊んでいたおもちゃをいつまでもとっていたのに、急に要らないと言い出したら、それは上手に卒業できた証拠。モノに頼って安心している依存状態から、自立への一歩を踏み出した証拠。
「お兄ちゃんになったね」「お姉ちゃんになったね」と成長をともに喜びましょう。
そしてもう一つ。小さいころからつけてあげたい習慣の一つに「収納する時は立てる事」があります。モノも人も自立が大事。重ねて平積みをしてしまうと取り出しにくいうえ、取り出す時に崩れてぐちゃぐちゃになったりしてしまいます。そうなるとせっかく片付けてもイラっとしてしまいます。積み重ねるよりも縦収納。そうすることで取り出しやすく使いやすく、片付け効果もより実感できることでしょう。


人に必要なことは自立と自律。自分を律してしっかりとやるべきことに取り組み、過剰に人やモノに頼ることなく自立する。可愛い我が子がそんな生き方をしてくれると、親としてもとても嬉しいですよね。
自分で選び抜いたものを使いやすく収納する。使った後にはちゃんと自分で元の場所に戻す。これが片付けです。是非夏休みの一日、取り組んでみてください。

お片付けで心躍る毎日を♪子だくさん整理収納アドバイザーの岩城美穂でした。

岩城いわき美穂みほ子だくさん整理収納アドバイザー

岩城 美穂

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