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2018/07/20

子だくさんの整理収納術

子どもが片付けられるようになる魔法の声かけ

今回のテーマは「子どもが片付けられるようになる魔法の声かけ」です。


「子どもが片付けてくれない」「散らかし放題です」という困りごとや、「どうしたら片付けられるようになりますか?」というご質問も多くあります。


この解消には2つの方面からのアクションがあります。
1つは、「子どもの月齢、年齢に合わせたお片付けシステムを作ってあげる事」
もう1つは「声掛けを工夫する」という事です。


まず、おもちゃの量が多過ぎないか、お子さんの遊びを観察してみてください。ただ散らかすだけになっていないか、楽しそうに手に取っているか、そして危険なものではないか。部品が壊れていて危険、小さすぎる部品があるなど、親目線で危険だと感じるものは不用品と判断しても良いのです。


上手に楽しそうに遊んでいるものであれば残す方がいいですが、それらも多すぎると使いこなせません。おもちゃの中でもいつも遊んでいる一軍選手、あれば遊ぶけど頻繁に遊んでいないものや、お下がりで月齢にまだ早いものはストックという認識で別の場所に収納することをお勧めします。オモチャも棚卸しすることで子どもの成長を見つめ、「今の興味」にちょうどあったオモチャを用意することができます。


そして、片付け方を複雑にせず、子ども自身が遊びの延長で片付けに取り組めるような工夫を。月齢が低ければ、細かく分けたりせず、バケツのような入れ物やカゴにポイポイ入れるだけでも良いのです。車の形の収納ボックスなどもありますので、子ども自身に選ばせると、楽しく片付け出来るかもしれません。また、親が考えた分類は子どもの感覚と違うこともあります。持ち主(子ども)が無理なく片付けられる場所、方法を考え、システムを作ってみましょう。


それが出来たら次は声掛けです。


片付けなさい、ではモノの移動となって、どこかにまとめて置くだけになる事があります。また、片付けとは、あいまいで具体的に何をどうするのかを伝える言葉ではありません。是非「おもちゃはどこにいれるのかな?」「おもちゃをお家に帰してあげてね」と、声掛けしてみてください。子どもは擬人化すると楽しく出来ることも多いので、例えばウサギのぬいぐるみが転がっていたら「うさぎさんがお家に帰りたいって言ってるよ」なども良いかもしれません。


最後に、きちんと片付けられたら褒めてあげてください。えらいね!というよりも「◯◯ちゃんのお陰でスッキリ綺麗に片付いてお母さん嬉しい!」など、お母さんの喜びを伝えてあげてください。大好きなお母さんが喜んでくれるというのは、子どもにとって最高に嬉しいのです。


いつも片付けばかりを気にしていては日常の生活が窮屈になります。遊ぶときは思いっきり遊ぶ。けれど、ご飯の時やお風呂、寝る前など、生活リズムの中でけじめをつける時には「お片付けの時間」を少し取ってみるのをお勧めします。


お片付けで心踊る毎日を♪子だくさん整理収納アドバイザーの岩城美穂でした。

岩城いわき美穂みほ子だくさん整理収納アドバイザー

岩城 美穂

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