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2018/04/01

ママに贈る魔法のメッセージ

二つで一つの魔法!

今回は『二つで一つの魔法!』をお伝えしますね!


子育ての中で、食事のマナーを伝えるには、こんな意味があります。


「ものの受け渡しは両手でする」
「お茶碗を持ってご飯をいただく」など、
私たちは片手でできることでも両手を使います。
両手を使うのは、尊いものを丁寧に大切に扱うためです。
自分が行動するには、必ず誰かの支えがあることを忘れないようにする型が両手を使う、添える、支える姿です。


お茶碗を持ってご飯をいただくのは、お米を大切に扱う型です。
お茶をいただく時に、両手でいただくのも、お茶を大切に扱う型です。

茶道では、お茶碗の絵柄をそっとずらし、口のついたところを指先で拭う。何気ないしぐさの中に、尊敬の心が表れています。


どちらもが支え合いお互い様、お陰様で繋がっています。二つのものは一対になっていて、二つで一つ。目に見えるものと見えないもの、相手と自分、陰と陽、プラスとマイナス、不幸と感じることの中に幸福がある、失敗の中に成功につながる気づきがある...。全て二つで一つということを知っていて、忘れないように型にした智恵を持っているのが食事のマナーで伝えられることです。


あるお母さんが、長女のことを「手のかからない聞き分けの良い、やりやすい子ども」だと感じていました。弟のことを「やんちゃで、手のかかる子ども」と感じていました。お母さんは、やまとしぐさの「二つで一つ」のお陰で、この二人の子どもの捉え方が一変しました。弟がやんちゃなお陰で、お姉ちゃんはしっかり支えてくれるようになった。自分はお姉ちゃんに助けられていたのだと気づき、今まで手がかからないからといって手薄になっていたお姉ちゃんに、手をかけ時間をかけ一緒にいる時間を作るようになりました。そうすることで、本当はお母さんの愛情を待っていたことに気づいたのです。「手がかからない」と対になっていたのは、「お母さんのために頑張るお姉ちゃんの姿」だったのです。弟くんは、「やんちゃ」になることでお母さんの気持ちを一身に集めていたのです。二人ともお母さんのことが大好きだという表れでした。
今まで、手がかからない、手がかかるという想いで一喜一憂していましたが、二人にたっぷり愛され、求められていることに気づき、幸せいっぱいになりました。


物事や出来事は何も変わっていないのに、お母さんが真実を見ることができるようになった途端、イライラが幸せになりました。これが「素直」に物事を観るということです。真実を観る「素直さ」を手に入れれば、一瞬で人生が変わります。


「二つで一つ」という認識が、子育てを楽しくすることにも繋がりますね。

辻中つじなかくみやまとしぐさ伝承師範

辻中 公

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