冬本番、寒くなってきましたね。体調を崩していませんか?
赤ちゃんはもちろん、一緒に過ごす家族も元気に冬を過ごしたいですね。
皆さんは「冬が来たなぁ」と感じるときは、どんなときですか?
私は回りの山が白くなり始め、冬のタイヤにそろそろ交換しないと...と、雪の心配を始めると、冬がきたなと思います。豪雪地帯ではありませんが、積もったときの心配をしなければいけない土地なので。(^_^.)
もうすぐクリスマス、お正月。楽しみですね! 町を彩るイルミネーションがきれいです。
赤ちゃんと一緒に、色々な場所に出かける機会も増えると思いますが、赤ちゃんのリズムが崩れてしまわないように、早めの帰宅や今日は調子がもうひとつだなぁと感じるときは、中止または延期をする勇気を持ってくださいね。お出かけをする場合は、しっかり防寒対策を忘れずに!
寒くなってくると、風邪をひきやすくなって鼻水が出て困っています。
と話されるママが増えてきます。赤ちゃんが、全く風邪をひかずに過ごすことは難しいですが、できるだけ体調を崩さずに過ごせるようなヒントをお話したいと思います。
寒い時期はこんなことに、気をつけて過ごしましょう!!
生活リズムを崩さない
生活リズムを崩さない
起きる時間、寝る時間、食事の時間、決まっていますか? 大人はどうですか?
生活リズムを整えるのは、大人も、子どもも、赤ちゃんも健康への第一歩! 年末年始は、特にリズムが崩れやすいので気をつけます。
授乳、離乳食の時間、回数は、毎日同じ
生まれて1~2か月の頃は、吸う力が弱いこと、胃がとても小さいことから、一度にたくさん飲めず、また親子とも授乳に慣れていないので、回数が多くなります。
4か月くらいから、一度に飲める量が増えてきますので、3~4時間おきの授乳に。
離乳食開始後、回数は1回、2回、3回と増えていきますが、日によって回数が変わらないようにします。授乳回数は多少違う日があって構いませんが、赤ちゃんの毎日のリズムの中で1~2回の差にとどめられると良いですね。
寒い時期ということもあって、夜の授乳を添い乳でされる方があります。うっかり寝てしまって赤ちゃんにかぶさらないように、また回数が多くなりすぎないように気をつけてくださいね。翌日の離乳食の量に影響することがあります。
旬のものを利用
旬の野菜は、栄養価が高い。秋から冬に収穫される野菜は、体を温めて消化を助けてくれる働きがあり、なによりもおいしいので離乳食にたくさん利用しましょう。
食べられるものが増えてきた赤ちゃんには、様々な食材を利用
五大栄養素をそろうように離乳食を考える
- 炭水化物➡ごはん・パン・麺類・砂糖・いも類に多い
- 脂質➡油・バター・マヨネーズなどに多い
- たんぱく質➡肉・盛ん・大豆・卵・牛乳などに多い
- ビタミン➡エネルギーをつくられるとき、体の調子を整えるときに必要なもの
- ミネラル➡カルシウム・鉄など 必要量は少ないが、人の体内でつくれないので食べ物から摂る
※ビタミン、ミネラルは、様々な食材に含まれています。
離乳食スタートのころは、食べる量や食べられる食材が少ないのですが、離乳食が進んでくると、食べられる食材が増え、赤ちゃんの食べたい気持ちも育ってきます。
様々な食材を食べることで、赤ちゃんの胃腸が育ち、胃液、消化酵素の分泌が増え、消化吸収能力がアップ。しっかり食べられるようになってくると、体も大きくなり、体力がつき、免疫力をアップしてきます。
家族の手洗い、うがい
手洗いをこまめに、ていねいに行うことで、赤ちゃんに風邪の菌をうつさない離乳食を作るときも、しっかり手を洗いましょう。
部屋の換気
寒いので・・・と言って、一日中窓を開けない方がいます。最近は空気洗浄機を置く家庭も増えているので、開けないからダメというわけではありませんが、空気は汚れてくるので、一日一回5~10分程度窓を開けて新鮮な空気を取り入れましょう。
散歩に行く
寒いときですが、散歩をして、外気にあたるのはよいことです。生活パターンにメリハリもつきますし、赤ちゃんが色々なものを見たり、聞いたりでき、五感を刺戟します。
クリスマス・お正月を赤ちゃんと一緒に楽しめるといいですね。
色々なものを食べて、元気に冬ならではの環境を楽しく過ごしてくださいね!
次回は「赤ちゃんが食べるのを嫌がるとき」についてお話します。
~食べることが好きな子になる魔法は、家族の笑顔と「おいしいね!」~
栄養士 河本かよ
参考文献:子どもの食と栄養 健康と食べることの基本 医歯薬出版株式会社 好きなものだけ食べてなぜ悪い? 芽ばえ社