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2017/07/01

ママに贈る魔法のメッセージ

子どもの素敵なところを見つけるコツ

今回は『子どもの素敵なところを見つけるコツ』をお伝えしますね!


子どもに毎日「出来たね」と言葉を掛けていますか?

あなたが常に口にしている言葉はどんな言葉ですか?
「何故、出来ないの?」「また失敗したの?」「まだ宿題していないの?」「またおかずを残すの?」
これらは出来ないことをクローズアップしている言葉です。子どもたちは毎日この言葉を聞いています。そして出来ない自分を再確認して、やる気も出来る力も損なわれていくのです。


子どもの素敵なところは何ですか?
特別の事と思わずに、毎日出来ていることを考えてみましょう。それは何気ない事から見つけること、ふとした事の中にある「素敵」「出来る」を見つけるのがポイントです。そして、その「出来る」を誇りに思いましょう。


子どもには必ず生まれてきた意味があり、必要な存在なのです。


だから、せっかく生まれた子どもを思いっきり好きになって褒めてあげましょう。
子どもの「素敵」「出来る」を一杯見つけて、そのままを好きになりましょう。


例えば

・朝、起きたらすぐ動くことが出来る
・笑顔が出来る
・あいさつが出来る
・掃除が出来る
・ごはんが炊ける
・洗濯が出来る
・息が吸えている
・おやつが食べられる
・寝ることが出来る
・返事が出来る
・甘える事が出来る
・泣くことが出来る
・文句を言うことが出来る


まだまだ沢山あるでしょう!
「好き」を見つけあいっこしている親子がありました。子どもはお母さんの「おててが好き」「笑っている顔が好き」「一緒に寝る時が好き」などと言うのですがお母さんは「手を繋がないと歩かないし」「ピーマンは食べないし」「一人で寝れないし」私はこの子のどこが好きなんだろう?と考えていたある日、幼稚園に元気に登園したAちゃんが、ジャングルジムから落ちて大けがをしてしまいました。頭を打ってしまったので丸1日、目を覚まさなかったのです。その後、口の中が切れていたり骨折をしたため、1カ月ほど入院をしたためご両親はとても心配をしました。
今まで当たり前にしていたことが全くできないのです。
朝起きて、ご飯を食べて、歯磨きが出来て、ご飯を食べる。靴を履いて、手を繋いで歩いて、幼稚園の門で手を振ってくれる。Aちゃんの走っていく後ろ姿は頼もしいのです。お迎えに行くと思いっきりお母さんのところへ走ってきて抱っこをせがむ。今日の出来事を、真っ直ぐこちらを見て夢中でお喋りしてくれる。何でも出来て当たり前だったことが、1カ月ほど出来なくなりました。幸い元気に今は走り回ることが出来るまで回復しましたが、こんな事件がないと、毎日の当たり前の出来事がこんなに愛おしく、貴重なことであったことも、朝、目が覚めること自体が素晴らしく感謝することなんだということも分からないまま、着替えるのが遅いとか、ご飯を残すとかいうことだけに焦点をあてていたり、せっかくお喋りしてくれているのに、「後で」とか「先にさっさと食べなさい」と言って、貴重な時間を楽しんでいなかったことに疑問も感じなかったでしょう。と仰っていました。


お母さんが子どものどの部分が好きだろう?認めることが出来る点だろう?と考えている時には、クラスで1番走るのが速いとか、ピアノが上手に弾けるとか、英語が喋れるとか、特別なことを見つけようとしていたり、「ピーマンを全部食べたら好き」「テストで良い点を取ったら好き」などと、条件付きの好きがあります。しかし実は、当たり前のことを出来る事が凄い事だったのです。「朝、起きられる」「ご飯を食べられる」「歯を磨ける」「お喋り出来る」こんな当たり前のことを出来る事が素晴らしい事なのです。
そうなると、起きてきた時の寝ぼけた顔が好き、ご飯をしっかり噛んでくれる口が好き、お喋りをいっぱいしてくれるあなたが好き。そのままの姿が丸ごと好き!となるでしょう。そのままのあなたが好き!素晴らしい!と、子どもに伝えてあげて下さい。そうすることで、失敗しても、泣いても、嫌なことがあっても自分を丸ごと受け入れて、いつも笑顔で応援してくれるお母さんの存在が子どもを支え、また頑張ろう!へこたれないぞ!私は出来るんだ!という、立ち直れる強い心が培われます。
事件や事故が起こって初めて気付くこともあります。しかし、日々、子どもの普段の中の「素敵」を見つける癖をつけましょう!

辻中つじなかくみやまとしぐさ伝承師範

辻中 公

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