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2017/05/01

ママに贈る魔法のメッセージ

親の判断力の魔法!

今回は『親の判断力の魔法!』をお伝えしますね!


大切なのは習い事か手伝いか?

子ども達に「お手伝い」をして貰っていますか?


習い事が最優先で、お手伝いをする経験が少ないまま大人になる子どもが多くいます。


最近は、習い事や勉強さえしていればそれでよいという風潮があるので「生活の事」を子どもはしないという事が多いらしいのです。
代表的な2つの「生活の事」を例に考えてみましょう。


1つ目の「生活の事」とは、

食事の支度を手伝ったり、お風呂を洗ったり、兄弟の世話をしたり・・・いわゆる"お手伝い"

というものです。
親は、子どもが勉強をしていると手伝いはさせません。
子どもも勉強が忙しいからという理由で手伝わないのが当たり前と思っています。
そして、たまに手伝いを頼むと勉強を武器に手伝いを拒否します。
自己主張はできますが、「家族のために」という相手を思いやる気持ちは育たないのです。


食事の手伝いをして貰ったら「ありがとう」
お風呂を洗って貰ったら「助かるわ~」
きょうだいのお世話をしてくれたら「優しいね」


と、声をかける。
それだけで子どもはお母さんに愛されていることを実感して、将来、人の役に立つ仕事をすることに喜びを感じるようになります。
これは、何よりの財産ですね。


2つ目の「生活の事」とは、

自分の身の回りのことをする事

です。
着替えを出したり、学校の準備、遠足の準備、部屋の片づけ、布団を整えたり上げ下ろしをするなどです。


でも今は、幼稚園や保育園、学校の準備をしてやる親が多いのです。
その結果、子どもは忘れ物をしたら親のせいにします。
衣服の調節も親がしてしまうことが多いですので、子ども自身で調節が出来ない子が多く、風邪もひきやすくなるのです。
自分の身の回りのことをないがしろにしていると、即、自分に降りかかってきます。
些細な毎日に責任をもって取り組んでいると、自分に自信が持て、責任感の強い人になります。


以上のことだけ見ても、習い事や勉強さえしていればよいというのは考え直さなければいけないことが分かって頂けると思います。
お手伝いは、実行することで、褒められ認められ相互に信頼関係が育まれたり、役に立つ喜びを味わったり、物事に対する有難味が芽生えます。人間性に丸みと深さが出てきます。勉強も大切、手伝いも大切、どちらが大切かということではなく、バランスが大切になってきます。勉強からしか学べないこと、お手伝いからしか学べないことがあるのです。

辻中つじなかくみやまとしぐさ伝承師範

辻中 公

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