今回は『良い子と幸せになる子の違いとは?』をお伝えします!
あなたが「良い子」とイメージする子はどんな子ですか?
・お片付けしよう!というと、片付ける
・お着替えしましょう!というと、着替える
・歯磨きをしましょう!というと、歯磨きをする
・お野菜も食べようね!というと全部食べる
・もう寝ましょうね!というと、寝る
どうでしょうか?
親や大人、先生が言ったことを「はい」とそのまま聞く子どもを良い子と思いますよね。
では、子どもが友達に
・おもちゃ貸して
・ブランコの順番を代わって
・お菓子を半分頂戴
と言われてきた時に、「はいどうぞ」と答える子を良い子と思うでしょう。
言う通りにする子どものことを、聞き分けの良い子と思い育てていると思います。また、そうなるように叱っていることでしょう。
それでは、中学生になった時、子どもが友達に
・教科書を忘れたから貸せ!
・横抜かしをされて「先に行かせろ!」
・パンを買ってこい!
といわれた時に、「はい」という子どもをどう思いますか?
きっと、「情けない!」「イヤなら、イヤと言いなさい」と心配することでしょう。
子どもの年齢が幼いときは、「言う通りにする子が素直な良い子」と思い育てるのですが、
年齢が高くなると「言う通りにする子は心配な子」と思ってしまうのです。
本来、子どもには「良い子」の前に「幸せ」になってほしいものです。
幸せになるには「自分の意見を言えること」です。
ですから幼いころから「いいよ」という子も「いやだ」という子も幸せです。
心の底から思っていることを言える環境、親に甘えることが出来ているから、伸び伸びと育っている証拠です。反抗できる子どもも幸せです。意見の言える子なのです。
そのことをしっかり踏まえた上で、
今日はおもちゃを貸してあげられなかったけれど、同じことをされておもちゃを貸してもらえなかったら、あなたはどんな気持ちになるかを問いかけてみましょう。
貸してあげたくない気持ちをハッキリ言えたことも偉い。
そのうえで、一度相手の気持ちを考える時間を持って、自分で「貸してあげよう」と決めることが出来るまで根気強く関わることが大切です。
自分の意見を持っていいのだ
自分で決断することは大切なんだ
と知っている子どもが「幸せな子」です。
この2つが備わっていると、将来、自分の夢、仕事を決断出来て、恋人や結婚相手も自分で決めることが出来ます。
幼いころから何でも言う通りにしていた子どもは、仕事や結婚相手も自分で決められなくなってしまいますから気をつけてくださいね。