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2016/10/15

離乳食・幼児食の知っておきたい大切なこと

離乳食って大変なの? みんなどうしてる?

こんにちは。 すっかり秋らしくなり、朝晩涼しくなりました。 過ごしやすくなりましたね!
スポーツの秋、 読書の秋、 私は食欲の秋かな・・・? (* ´艸`)
みなさんはいかがですか? 赤ちゃんとお散歩をして、素敵な秋をみつけてください。

秋になり、涼しくなったことで食欲が出てくる、また新米が出るなどおいしい食べ物が増え、つい食べ過ぎてしまうことも・・・。夏の間、食欲不振になっていたパパやママは、急に食べ過ぎると胃腸の具合が悪くなることがあるので、気をつけてください。 
また、体温調節が上手でない赤ちゃんは体調を崩しやすい季節です。
服装などで調節をして、気をつけてあげてくださいね。

今回は、大人の食事から取り分ける離乳食についてお話します。

ha「離乳食作りって大変じゃない?」「何を作ればいいのかな?」「面倒くさいもん...」よくお母さんたちから聞く言葉です。

本当にそうですか? 難しく考えすぎていませんか?
確かに自分たちの食事を用意すること以外に、赤ちゃんのために離乳食の準備をするので、今までと違う生活でとまどいますよね。赤ちゃんに兄弟がいる場合、その子たちの世話もあり、毎日忙しくてバテてしまっているママに出会うこともあります。面倒くさいと思ってしまうと、どんどん作るのが嫌になり、頑張って作っても食べてくれないと余計に悩んでしまいますよね。

「赤ちゃんのために!!」は大切なことですが、家族の食事から取り分けながら、離乳食を作れると、少し楽になれるかなぁと思います。

まず、ママの食事を振り返ってみましょう。昨日は、何を食べましたか?
カレー? 肉じゃが? ごはんと味噌汁? 思い出しましたか?

kondateこんな風にそろっていましたか?
前回お話ししたように、まず家族の食事が、主食・主菜・副菜と揃っていると良いですね。
家族が食べている食事のおかずから、離乳食への取り分けを考えてみませんか?
麺類を食べるときにも、麺だけではなく、ねぎやわかめ、たまねぎなどの野菜や卵のトッピングがあると回せる食材が出てくると思います。

例えば・・・

肉じゃが

5~6か月の頃

下準備で野菜を切った時に、じゃがいも、人参、たまねぎを取り分け、昆布だしで煮て、だしでのばしながらすりつぶす。

7~8か月の頃

5~6か月の時と同じように野菜を取り分ける。昆布だしで煮た後、フォークで荒くつぶす、または5㎜角くらいに刻む。食材の種類によって、そのままでは食べにくい場合があるので、とろみをつける。

9~10か月の頃

家族の肉じゃがを作る。 そこから赤ちゃんが食べる分量を、小さな鍋にお湯を沸かしたところにいれて、2~3分煮る。お湯で煮ることで、塩分が抜けるので、味を付けた後からの利用でもOK。
※とても濃い味付けが好きなママの場合は、濃く味をつける前に取り分けて利用しましょう。肉じゃがに使っている牛肉や豚肉は9か月以降の赤ちゃんに。

ポテトサラダ

5~6か月の頃

じゃがいもをゆでて、つぶしてマッシュにしたものを取り分けて、お湯または昆布だしでのばしながら、すりつぶしてなめらかにする。

7~8か月の頃

ゆでて、つぶす前のじゃがいもを取り分けて、5㎜角に切る、またはフォークで荒くつぶす。この頃から使える鶏ささみや赤身の魚を細かくほぐし、一緒にだし汁で炊き、しょうゆを一滴たらし、香りがする程度に味をつける。かたくり粉でとろみをつける。きゅうりの皮をむいて、細かく切り一緒に炊いても良い。

9~10か月の頃

○ポテトサラダに混ぜ込む野菜を1cm角に切り、ゆでるか電子レンジで加熱してからじゃがいもと混ぜ合わせる。卵アレルギーがなければ1~2gのマヨネーズで味をつける。 卵アレルギーがある場合は、バターやケチャップ1~2gを味付けに使ってみましょう。
○牛肉や豚肉の赤身の部分を細かく切ってゆでる。マッシュしたじゃがいもに、肉を加えマヨネーズやバターで味付け。よく混ぜ合わせて小判型に丸める。オーブントースターで焼く。 
※玉ねぎなど細かく切った野菜やチーズを混ぜてもおいしい。

oishii離乳食スタートのころは、食べられる量や食材の種類が少ないので、多めに作り、製氷皿を利用してフリージングしながら作っていきましょう。
回数が増え、食べる量が増えてきたら、ママの作る「今日の料理」から取り分けて、離乳食を作りましょう。どうしても回せる料理がないときには食材だけ取り分け、ベビーフードにプラスしても良いですね。 
だし汁で煮て、すりつぶしたり、荒くつぶしてもOKです。
9か月以降だと、野菜はスティックにしてゆでただけのものでも大丈夫。

どんな時もママをはじめ、一緒に食べている家族が「おいしいね~(*^_^*)」とニコッと笑って話しかけてあげてください。 きっと少しずつ食べる量が増えてくると思いますよ。

赤ちゃんが食べてくれると、ママの気持ちもうれしくなりますね。 「次は何を作ろうかなぁ?」と考えられるようになり、「離乳食は大変・・・」というマイナスなイメージからさようなら。 離乳食作りを楽しむ気持ちが、少しでもママたちの心に生まれてくれるとうれしいです。

次回は、「赤ちゃんの手づかみ食べ」についてお話しする予定です。

~食べることが好きな子になる魔法は、家族の笑顔と「おいしいね!」~

河本かわもと かよ栄養士

河本 かよ

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