こんにちは。 日本列島で梅雨明け宣言が順番に発表されていますね。 夏本番が目の前です。
みなさんの赤ちゃんや子どもたちは、お茶が飲めますか?
これからは脱水症状が気になる季節。
お茶を嫌がるし、でも熱中症が心配で、飲めるなら何でもいいや~とジュースを欲しがるだけ飲ませていると、「糖分の取り過ぎから肥満に繋がる」 「食事の時間にお腹が空かないので食べられない」 ということになります。
やはり水分補給は「お茶」にしましょう。
お茶は、初めからごくごくと飲めないことが多く、赤ちゃんの頃から少しずつ味に慣れて飲めるようになります。 一度にたくさん飲めなくても、毎食後、お昼寝の後、お風呂上りなど一日の中で、何度となくお茶を飲めると良いですね。 体調が悪く、食事が食べられない、下痢をしている...などの時は、イオン飲料を利用すると良いでしょう。 元気で食べられている時の水分補給は「お茶」でね。
今日は離乳期を卒業した子どもたちの「食べない!」を考えます。
離乳食の時は、おいしそうにパクパク食べていたのに、急に食べなくなった...と聞くのは、1歳半を超える頃からが多いですね。 いかがですか?
これは、この頃になると自分の思いを強く出してくること、その日の気分で好みの差が出てくることなども関係します。
2歳になるとムラ食いがひどくなります。
もちろん個人差もありますが、とにかく「嫌だー!」と泣き叫ぶことがあり、親としては困ってしまう場面ですよね。
体調が悪くないのであれば、なぜ食べないのか次のことを考えてみてください。
お腹が空いていない
- 生活リズムが整っているか
- ついお菓子やジュースの量や回数が多くなっていないか
- 食事とおやつの時間が、2時間以上空いているか
眠い
- リズムが整っておらず食事の時に眠くなる
自分ですべてやりたい
- まだ上手に食べられないから...と手伝っていないか
気になることがある
- テレビがついている おもちゃが散らかっている
- 食事の時に座っている位置から、外が見える
- 食事の最中に、一緒に食べている大人が席を立つことが多い
嫌なことがあった
- 食べてほしい気持ち強くなり、強い口調で注意している
「全部食べなさい!」「じっとしなさい!」「きちんと噛みなさい」
保育園・幼稚園に通い始めた子どもの中には おもちゃの取り合いをしたなど嫌だと思う出来事があった
椅子があっていない
食感が苦手
- 味やかたさに好みが出てくる
- 日によって変わるのに、いつも同じ
いかがですか? 思い当たることはありましたか? 様々な工夫をしても食べないことがあります。 食べる量が少なくても、元気に過ごしていれば、あまり気にしないことも大切です。 食べなかったものを数えるのではなく、食べられたものを数えてみてください。 「あっ!食べられたものがあった!」と発見できるかも。 1週間を振り返った時に、「ご飯類」「肉や魚、卵などのたんぱく質」「野菜類」それぞれ、少しずつでもいくつかの種類があればOK。
一緒に食べているパパやママがおいしそうに食べている姿を見せることも大切。
大好きなパパやママ、兄弟のまねっこをしたいのもこの時期の子どもの特徴です。
楽しい食事の時間。 待ち遠しい食事の時間になるといいですね。
もし、食べないことが続いて、元気がない、体重が全く増えない、減少したなどがあれば、かかりつけの医者や、地域の保健師、栄養士に相談してください。
次回は、「アレルギーのある子の食事」についてお話しする予定です。
~食べることが好きな子になる魔法は、家族の笑顔と「おいしいね!」~
(参考文献:よくわかる小児栄養 ミネルヴァ書房いただきます ごちそうさま 2016夏号)