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2016/06/01

ママに贈る魔法のメッセージ

子どもに必要な3つの愛とは

手をつなげばあたたかい

あなたのお子さんに、あるいはあなたにもこんな時期はなかったですか?風邪をひいて心細い時、どうしても親に近くにいてほしいのに、買い物などで置いて行かれるだけで、永遠の別れがきたように不安になる、置いて行かれるなんて自分は親から愛されているのか?と。

少しでも親の姿が見えなくなったら探しまわる、そんな時期はなかったですか?

トイレでも一瞬たりとも離れられないのです。ここで遊んでいたいけど、親が見ていてくれなかったら不安だ。あっちの部屋に行きたいけれど親が一緒じゃないと勇気が出ない。世界の全てが親と一心同体であったところから、自分と親が離れるので不安になるのです。

一緒にいたいのに「違う一人ひとり」という認識が出来る移行期です。自分と相手は一緒なのに違う個人。その個人にも心や気持ちがあって、「こころ」というものがあることを知っていく。そのあと、徐々に「こころ」は「思いやりの心」「気づかいの心」「感謝の心」「尊敬の心」などへと育っていくのですが、人間の心の基礎が出来る乳幼児期、一心同体である時期に、不安ではなく安心感を感じる事が大切になってきます。安心感は、人生の基盤になります。愛、信頼、絆が安心感になっていくのです。


子どもに必要な3つの愛

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  • 『子どもたちに家庭で、お互いに愛し合うことを教えるべきだと思っています。子どもたちは、両親がお互いに愛し合っているのを見て、愛するということを自分のお父さんやお母さんから学ぶのですから。』(マザーテレサの言葉より)


子どもや私たちには3つの愛が必要です。

・お父さんからの愛
・お母さんからの愛
・夫婦が仲良くする愛(シングルの方は地域や親と仲良くする)


講演会を各地でさせて頂く中で、本当に素敵なお母さんにたくさん出会わせて頂きました。
ある時、お父さんの話をする時には、子どもに敬語で話すというお母さんに出会いました。


「お父さんが帰ってこられましたよ」
「お父さんに買って頂いて良かったね」
「お父さんから頂いたお菓子を一緒に食べましょう」などなど。


2歳の息子さんは、お母さんの口調を真似して、丁寧な言葉で周りの人とも話そうとするそうです。
このご家庭は、話し言葉を通してお父さんを尊敬する心を育んでおられるということです。素敵なご家庭ですねー♪


また、幼児・小学生向けの講演会の時、素敵なお母様方に聞きました。
「丸いケーキを頂いたとします。あなたは切り分けたケーキを、家族の誰から選んでもらっていますか?」
ほとんどの方は「子どもから」と答えられたのですが、ただ一人、私が求めていた答えをおっしゃいました。
「お父さん(旦那様)から選んでもらいます」と。
日常の中のよくあるひとコマで、お父さんから選んでもらう、お仕事でいない時には、1番大きなものを取り分けておく、といった行動が尊敬の心を育みます。
子どもはお母さんから大切にされているお父さんの姿を通し、尊敬の心が育まれ、大人になる憧れも持つようになるのです。
「大人になったらこんなに尊敬されるんだ」「お父さんのような大人になりたいな!」って。


そして、お父さんから選んでもらうとおっしゃった方の、次の言葉にとても感動しました。
「私は、『自分のお母さんがいつもそうしていたから』これが当たり前と思っていて真似をしているだけなんですよ」
まさに「心を伝える初めの一歩は家庭である」ことを実践し綿々と受け継がれていっている姿です。


マザーテレサが、世界平和のために、何をしたらいいのか? と聞かれて答えた有名な言葉があります。
「まず帰って家族を大切にしてあげて下さい」
身近な人を大切に愛し、感謝や尊敬をする事から、全ては始まるのです。


このような普段からの家族への尊敬の行動が、子どもに愛という大きな安心感を与えます。
子ども以外の人々にも愛を与え大切に関わりましょう。

辻中つじなかくみやまとしぐさ伝承師範

辻中 公

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