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2016/05/01

ママに贈る魔法のメッセージ

落ち着きのある子どもにするための魔法の行動

やんちゃな子、落ち着きのある子、のんびりした子、手のかからない子、子どもには様々な性格がありますが、その様子に一喜一憂してしまうのも親の定め。

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  • 子どもたちの様子を園に見に行ったり、公園や遊びに行った先で見ていると、子どもがすぐに動き出さず、じっと様子を見ていることはありませんか?
    勿論すぐに飛び出す子どももいますが、園のロッカーに入ったり、三輪車に乗ったまま動かなかったり、じっと砂場に座ったまま動かない子どもがいます。


お母さんはその様子に、友達と馴染めていないのじゃないか?楽しめてないのでは?消極的な子なのでは?と心配になりますが安心してください。それは、ロッカーや三輪車や砂場が自分の落ち着く場所になっていて周りを観察していて、どのタイミングで出ようか、どんな友達が周りにいるのかをしっかり観察しているので、洞察力の優れた子どもなのです。


私自身、幼稚園の先生時代を経て自分の子育て、今でも子どもたちとの関わりのある仕事を通して、子どもたちの様子は昔も今も変わりません。


すぐに動き出さない子は、しっかり周りを見ている子どもです。その時に必要なのが落ち着ける場所なのです。ロッカーや三輪車、砂場を落ち着ける場所として、じっと周りを見ているのです。その落ち着く場所として一番が「お母さんの膝の上」で、なかなか膝の上から離れられない子がいますが、それは安心する場所で周りを見たいからです。


抱っこの役割

・子どもは不安になると「抱っこ」と言います。
・歩き疲れた時も「抱っこ」って言います。
・子どもは安心できる「抱っこ」が大好きです。


一人で何も出来ないくらい小さな乳児は、お母さんを泣いて呼びます。あなたはその呼びかけに応えていますか?不安だから呼んでいるのです。安心するために呼んでいるのです。繋がりを確認しているのです。泣いていることに応えることで安心感、繋がりの中で守られているという親子の信頼関係の土台が出来ます。


少し大きくなって幼児期・学童期に「抱っこ」をせがむ子どもがいます。それは安心感を求めているのです。どんな時にも安心させてくれる懐(ふところ)を確認しているのです。家族という群れから、友達という第2の群れに入ろうかどうか迷っています。そんな時に家族、お母さんの安心できる懐から無理に追い出されたらどうなるでしょうか?土台がないので次にいくことが不安になります。お母さんは子どもに自立させたくて、お母さんの膝に座ってばかりの我が子のことが不安になります。早く友達の集団に入って欲しいと考えます。そして「抱っこ」をせがむ我が子を拒否し、無理に離れさせようとします。すると子どもは安心できる場所が無くなり不安になります。だから、安心したいため引っ付こうと「抱っこ」をせがみます。
なんて素晴らしい智恵を持った子どもでしょう。しっかり生き延びる智恵が身についている子どもです。それが分からず、親はまた拒否をします。するともっと不安になるのでひっつこうとします。あとは悪循環がはじまってしまうのです。

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  • まずはしっかり抱きしめてあげてください。そうすることでしっかり心が繋がり合います。「抱っこ」しなくても「手を繋がなく」ても、見えない絆ができるのです。安心して次のステップが踏めるようになるのです。安心感で心を満たしてあげて下さい。


手のかからない子ども、やんちゃな子どももお母さんの膝、お父さんの膝が大好きです。安心できる膝の上に載せてあげられる時期は長くて小学校6年生までです。たっぷり親子で味わいましょう!


やんちゃな子、落ち着きのある子、のんびりした子、手のかからない子・・・子どもにはみんな「お父さんとお母さんの膝という安心する場所」が大好きです。


「自立」をさせたかったらまずは「安心感」を培ってくださいね。
「安心感」の次に「自立」があるのです。

辻中つじなかくみやまとしぐさ伝承師範

辻中 公

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