コープシアター大阪 第88回例会

プラハ・バロック合奏団
きよしこの夜 ~クリスマス名曲の贈り物~
12月13日・14日 いずみホール

一年の初めと締めくくりはいずみホールで過ごすコープシアター!!
この音響にすぐれた空間で聴くバロックアンサンブルは、伝統を踏まえながら現代風なアレンジも加わって、今を生きる私達の耳にしっくり馴染みます。
コンサートは二部形式で、最初はパッヘルベルの「カノン」。カノンと言えばこの曲を指すくらいポピュラーで癒しの曲としても知られています。
バイオリン3丁が奏でるハーモニーは生ならではで、耳から目から愉しませてくれます。このアンサンブルの芸術監督は、オーボエ奏者ヴォーイチェフ・ヨウザ。
他のメンバーもチェコフィルハーモニー管弦楽団などチェコを代表する面々で構成されていて、バロックの現代的解釈や研究に熱心です。
例えばヘンデルの「オンブラ・マイ・フ」現代的なアレンジに驚き新鮮さを感じました。
硬質で清らかなハープシコードの音で聴く、「きよしこの夜」「みそらにこだます」。
他の楽器は入れ替わりが多いのにチェロだけは出ずっぱり、まさに独り舞台。

そして第二部のクリスマスソングが始まります。「アヴェ・マリア」はバッハ・グノーの曲。
「ひいらぎ飾ろう」、ノエルノエルで知られる「牧人ひつじを」など10曲以上の盛り沢山に加え、アンコールの「チェコのクリスマスキャロル」の大きな足踏みに会場がワッと沸き、大満足のクリスマスコンサートでした。ごちそうさま!!(はるる)

これからの例会のお知らせ

第89回例会 2回公演 「茂山狂言会」
2017年3月6日(月)・10日(金)
会場:大槻能楽堂
第90回例会 2回公演 キエフ・バレエ団
2017年7月7日(金)
会場:NHKホール