コープシアター大阪 第112回例会

九月公演 「愚兄愚弟」「駕籠や捕物帳」

秋だ!笑いだ!松竹新喜劇 九月公演 「愚兄愚弟」「駕籠や捕物帳」
9月20日~27日 大阪松竹座

 松竹は今年創業130周年を迎える。道頓堀老舗五座のうち最後に残った松竹座。その座も来年5月には閉館となってしまう。名残りが尽きない中、松竹新喜劇もここでの興業は最後と張り切った舞台を見せてくれた。昭和初期に角座で旗揚げした曽我廼家十吾(そがのやじゅうご)と二代目渋谷天外(しぶやてんがい)を中心とした松竹家庭劇から100年近く、大阪の人情味溢れる笑いを支えてきた。
 どこの家でも見られる家族のもめ事。「愚兄愚弟(ぐけいぐてい)」もそんな芝居だ。藤山寛美が残したリクエスト公演の内最も人気が高い演目で、仲の悪い鮮魚店「魚惣」本家と本店の兄弟同士が実妹義妹の縁談に対抗心が燃え上がり、二股膏薬(ふたまたごうやく)の金魚屋高橋に掻き回されるも、当の妹達の仲のよさが味方して曽我廼家文童(ぶんどう)の医師大河内の一声で丸く収まる。二演目の「駕籠や捕物帳」では藤山扇治郎と曽我廼家桃太郎の「駕籠や」が、ゲスト出演の辰巳ゆうとの殿様能登守を盛り立てる。海もタコもイカも「それは何ぞや?」という殿様に全身全霊を込めて解ってもらおうと四苦八苦する扇治郎。爆笑のうず!新喜劇の真骨頂だった。新喜劇初演の辰巳ゆうと、演歌歌手の彼が2カ月の間にこの2つの演目をマスターし、殿様と盗賊の見事な早替りに万雷の拍手がきた。(はるる)

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※2025年度(2026年3月まで)の入会金は無料です。

第114回
例会
上妻宏光(三味線)・宮田大(チェロ)デュオコンサート
日時:2026年3月30日(月)18:30、31日(火)13:30
場所:住友生命いずみホール
第115回
例会
加藤健一・竹下景子 二人芝居【ジンゲーム】
日時:2026年7月25日(土)夜、26日(日)昼
場所:守口文化センター(エナジーホール)