わがまちの子ども食堂訪問記【番外編】コロナに負けるな!子どもたち! ~テイクアウトの取り組み~

掲載日:2020年08月31日

わがまちの*子ども食堂訪問記 わがまちの*子ども食堂訪問記
テイクアウトの取り組み

 パルコープエリアにある「子ども食堂」を訪問し、活動の様子や運営されている方の思いなどをご紹介します。
 今回は、コロナ禍においてこれまでの屋内で一緒に食事をするものとは違った形で取り組む様子を取材しました。

 新型コロナウイルス感染症予防のため、2月14日を最後にお休みせざるをえなくなったという城東区の「ヘルスコープおおさか 子ども食堂ひまわり」さん。
 春休みにも、子どもたちは何もできない状況となる中、何かできることはないか、子どもたちに少しでも楽しみを届けたいとボランティアさんたちが知恵を絞り、テイクアウトという形でやってみようと決断。「がんばれ!ひまわりっ子 コロナに負けるな!企画」と題して4月に2回、5月に1回、6月に2回と実施し、いずれも100食以上を提供した。
 うかがった7月10日は、用意した210食を配り切る盛況だった。4姉妹を連れたお母さんは「いつも利用させてもらっています。子どもたちも食堂をとても楽しみにしているから。コロナでいつもの食堂が無くて残念ですが、こうしてご飯をもらえるのは助かります」。

テイクアウトの取り組み
テイクアウトの取り組み

三密を避け、衛生管理を徹底して

 子ども食堂ひまわりを運営するヘルスコープおおさかの西峰さんにお話を聞きました。「初回は、レトルトの中華丼とご飯にお菓子、子ども用マスクをセットして180食限定で配りました。学校がお休み続きで子どもたちもどこか不安だったのでしょうか、たくさん来てくれましたね。
 その後も、緊急事態宣言が出る中、開催を躊躇しましたが、三密を避け、衛生管理を徹底した上でテイクアウトは続けました。
 回を重ねる中で、近隣の保育園や小中学校以外から来られる方もちらほら増えてきたという変化がありました。口コミで広がったのでしょうか。地域で子ども食堂が求められているんだということがよく分かりましたね。食材は、パルコープさんをはじめ、フードバンクおおさかさん、市社協さんからお弁当や、企業様からもあります。子どもたちのために、たくさんの応援があるのはうれしいですね。
 ただ、テイクアウトになってから、いつも来ていたのに姿が見えず心配な子どももいます。引き続き気にかけていきたい」。

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