里っこ子ども食堂

掲載日:2024年1月29日

場所
大阪市鶴見区横堤5-13-41 だるま園1階
開催日
毎月最終金曜日 18:00~19:30
※曜日が変更になる場合もあります
参加料
子ども(中学生以下):0円 / 大人:協力金500円

里っこ子ども食堂の
みなさん

わがまちの*子ども食堂訪問記

 パルコープエリアにある「子ども食堂」を訪問し、活動の様子や運営されている方の思いなどをご紹介します。
 今回は、鶴見区にある「里っこ子ども食堂」さんです。

通常の保育で園児さんに出すおやつの準備と、同時並行で子ども食堂のお弁当も作るので大忙しの調理場

 パルコープ・つるみ店にほど近い介護施設の1階にある「みんなの里っこほいくえん」。夕方の保育も行いながら、片方で、食べるためのスペースを仕切り柵で区切って準備、テーブルを設置すると「里っこ子ども食堂」が始まる。子ども食堂のスタッフは保育園の先生たちで、調理は園のおやつの準備と同時並行なのでこの日は特別態勢で行なっていると言う。それでも、子ども用と大人用の食事を用意する細やかな配慮が優しい。「ここは小さい子が多いので、小さく・柔らかくして食べやすくしてるんですよ」。
 利用者は現役保育園児の家族や卒園児の家族の他に、ご近所さんも子どもを連れて訪れる。親子の居場所が地域に浸透しているようすがうかがえるようだった。

『子どもたちは宝』
コロナ禍で何かできることは

 代表の佐野さんにお話を伺いました。「『里っこ子ども食堂』は、寝屋川市讃良で行なっている『さんらふれあい子ども食堂』とはすこし違い、小さい子ども連れのお母さんたちの参加が多いですね。この施設の『みんなの里っこほいくえん』は、まだ新しい保育園で、『NPO法人ちいさいほいくえんみんなの里(みん里)』のグループ施設なんです。
 私が代表を務める『特定非営利活動法人そうあい』で『さんらふれあい子ども食堂』を開催してるんですが、設立した2020年くらいから、子どもの仕事に携わりたいなと思うようになりました。ちょうど新型コロナウイルス感染が広がって、人とのつながりが遮断された中で、やっぱり『子どもたちは宝』だと思い少しでも子どもたちのために『何かできることはないか』と。そんな中、枚方にある『ちいさいほいくえんみんなの里』園長の大橋さんと縁があり、当時、樟葉の郵便局で働いていたんですが保育園の園長になるため退職。保育園開設に何年かチャレンジしてやっと申請が通って2022年3月に開園できたんです。郵便局の仕事もやりがいはありましたが、保育園の仕事は良いですね。すべてが新鮮なことで楽しいです。笑顔が一番溢れている場所は子どもたちが居る場所だと思っています。子どもたちの保育を行い、働くお母さんお父さんやご家族の居場所となり、安心して『ただいま』と言える保育園にしたい。食育にも力を入れていて、安心安全な食で人の思いをつなぎ、心身を育み、命へつなげたいと思っています。

保育園を卒園・転園した子どもたちも、子ども食堂に来ることで大好きな先生に会えると喜ぶ様子も微笑ましい

子どもたちの成長を
ずーっと見守っていきたい

 『里っこ子ども食堂』も保育園オープンの1カ月後には開催しました。スタッフは、保育園の保育士と調理師です。一時、学生さんがボランティアに来てくれたりもしたんですが保育園での開催なので難しいところもあって、今は無いです。調理担当は普段の給食も作ってくれているメンバーで、うまくシフトを組んでくれてやっています。調理室があまり広くないので数人しか入れないですし、やっぱり気心知れた者でやるほうが連携がスムーズにできるかなと思いますね。
 当初は保育もしながら同時に子ども食堂もできるかなあと心配していましたが、スタッフの協力でなんとか開催できています。持ち帰りにも対応出来るようにお弁当に詰めて提供。金曜日開催というのも、保護者さんがお迎えに来てホッとしてもらえるようにと考えて決めました。子ども食堂に来られている方の中には、うちの保育園に入園希望を出されている方もいて、状況をその都度報告することもできます。お母さんどうしもおしゃべりしたりそれぞれつながりを感じますね。いま子どもを育てている保護者さんたちは、子どもをめぐる状況もなかなか大変で初めての育児に心配なこともいっぱいあるし、保育士とのつながりは心強いと思いますよ。ご飯を食べながら相談する姿もありますね。

 サポートしていただいている生協さんには本当に感謝しています。食材の提供ももちろんですが、実は保育園の緊急避難場所もパルコープさんの駐車場(つるみ店)を指定させていただいていています。子どもたちの安全のために避難できる場所があるのもありがたいことです。

 子ども食堂をやっていて良かったと思うことは、卒園・転園しても『子ども食堂があるから』また子どもたちが来てくれること。ここは小規模保育園で2歳までなので、早い人は1歳半から『保活』して転園してされることも多いので触れ合う期間が意外と短いんです。これからも続けて開催して、子どもたちの成長をずーっと見守っていけたらなと思うのが一番ですね。近くに小学校もあるので、みんな帰る途中に窓のガラス越しに手を振ってくれたりとかして嬉しいですね。5年後とかなってきたら、ここを巣立った子どもたちがこの前を通るんだろうなあとか思ったら本当に楽しみです。ただ、スタッフ(保育士さん)の負担もかなりあるので、月1回とはいえ続けていくためにはちゃんと考えていかないとと思っています。今の調子で参加する子たちが毎年増えていったら、食べる場所も考えないといけないな…とか。嬉しい悩みですけどね」。

こども食堂応援募金