なわて子ども食堂

掲載日:2021年12月20日

場所
四條畷市楠公1-11-47 MIRA cafe&space
開催日
毎週土曜日 12:00~13:30ごろ
参加料
子ども:100円 / 大人:300円
  • なわて子ども食堂
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代表:山本 啓一郎さん

・なわて高齢者大学代表
・なわてこども会議共同代表
・元気なわて21代表
・四條畷ボランティア連絡会

わがまちの*子ども食堂訪問記

 パルコープエリアにある「子ども食堂」を訪問し、活動の様子や運営されている方の思いなどをご紹介します。
 今回は、四條畷市にある「なわて子ども食堂」さんです。

 JR四条畷駅からほど近い四條畷商店街栄通り内に、「なわて子どもの館 きずなわて☆ほーむ」という看板の建物がある。ここが子ども食堂の会場だ。10時半ごろ伺うと、ちょうど1階でやっていた健康ヨガ教室が終わったところで、食事の準備は2階のキッチンで行われていた。メニューは毎回代表の「じいじ」こと山本さんが考え、30食程度をボランティアスタッフ4~5名で準備する。「みんなで知恵を寄せ合って、いつもわいわいとっても楽しいよ」「お弁当の時私たちは作るだけやったけど、ここへ来て食べてもらうと声かけやすいし、やっぱり美味しそうに食べてる顔が見えるのはいいね」とスタッフさんたちも活き活きと話してくれた。
 12時になると早速数組やってきて、「鶏ハムやわらかくて美味しい!手作りですか?」とお母さん。すると山本さんがコツを伝授。お母さんたちの料理の参考にもなっているようだ。来られる方々の年齢層は幅広く、ここが世代を超えた地域の居場所になっていることがうかがえる。

大人も子どももごちゃまぜ!世代を超えたコミュニティ

 代表の山本さんにお話を伺いました。「私はもともと子育て支援活動に携わっていて、なわて子ども食堂は、子どもたちの健やかな成長を願い、「食」を通じて子どもたちが楽しく共に過ごせる時間と場所の提供ができたらいいなぁとの思いから2016年7月よりスタートしました。市内の公共施設で開いてきたのですが、コロナの影響で昨年2月にその施設が使えなくなりやむなく一時閉鎖に。それでも何かできることはないかと考え、収入が減少するなど生活に支障が出ている家庭を対象に、4月から週3でお弁当の無償提供を始めました。
 そんな中、“子どもたちが自分らしくいられる居場所”を目指して「一般社団法人KIZUNAWATE」を立ち上げ、その拠点を「きずなわて☆ほーむ」と名付けました。それが、この会場になります。1階はイベントやコミュニティスペースとして様々な交流・活動を行う場で、2階はキッチンスペースのほか放課後自習室があり、子どもたちの秘密の隠れ家となっています。たくさんの人に愛されるたまり場になればとの想いではじめました。そして、子ども食堂としては新たにひとり親応援プロジェクトを立ち上げ、ここともう一ヵ所で弁当の提供を行ってきました。今のような昼食会の形式でできるようになったのは、今年の10月からのことです。
 子ども食堂のかたわら、今年の6月からは「なわてハングアウト(大人のたまり場)」をこの場所でスタートさせました。コロナ禍で、高齢者にも居場所がないことや、社会とつながりたいという思いを感じていたのです。毎週、健康ヨガ教室や囲碁・将棋をやっていて、これがなかなかに好評です。前の掲示板に貼りだしているだけで何も宣伝していないのに来てくれるということは、やはり必要とされているんだなと実感しますね。時には大人も子どもも同じ空間でごちゃまぜに楽しむ様子が見られます。
 実は、このハングアウトを始めた翌月から、子ども食堂の屋号を「ごちゃまぜ食堂・よっといで!」に変更してるんです。子どもからシニアまで一緒に食べて、遊んだり交流したりできる憩いの場として開いています。この「きずなわて☆ほーむ」自体、もともとは子どものための居場所と思って始めましたが、今となっては高齢者のたまり場にもなっています。メニュー考えるん大変でしょと言われますが、限られた食材で何ができるか考えるのは楽しいですよ。それと、なるべく旬の食材を使うようにしています。旬のものは高くないしね。
 実は子ども食堂とは別で、市の教育委員会から依頼を受け、2017年に1年間だけ「朝ごはん食堂」という、子どもたちの朝ごはんを用意する取り組みもしていた時期があり、当時朝ごはんを利用していた子が今もここに来てくれていたりします。そういうつながりもありますね。ここは貧困対策を掲げてやっている訳ではありませんが、実際明日食べるものもないというご家庭もあり、行政が手を差し伸べられるまでのつなぎとして食材を提供することもあります。私たちは、そうした身近なところにいる存在としてあり続けたいと思います。
 地域で大人の果たす役割とは何か?子どもに対して大人ができることは何か?これは永遠のテーマです。私は地域のなかでのつながりを実現したい。例え難しくてもできない言い訳ばかり並べるのではなく、どんな形になるかを描いてそれを追及していくことが大事だと思っています。私は若い頃から劇団(関西芸術座)で20年、舞台監督として関わってきて、おやこ劇場で全国各地をまわっていました。その経験から得た考え方やしゃべり、小道具づくりなどのスキルは今でも活きています。人との出会いもそうです。そしてこれまでたくさんの仲間たちに支えられ、多くの支援をいただいてきました。その結びつき全てが今につながっているんだなと思いますね。

何かはじめるのに年齢は関係ない

 これからやろうと考えているのは、子どもの相談業務です。子どもは親の前ではいい子ちゃんでいたいもの。聞くと、何かを相談する時は親でも教師でもなく近所の兄ちゃんだそうで、大学生にそういった相談業務を担ってもらえるような仕組みが作れないかを検討しています。68才で子ども食堂を立ち上げたくらいなので、やりたいことはいくつになっても始められると思っています」。

 10月31日(日)は「仮装行列とハロウィンパーティー」。写真撮影会をして商店街を練り歩いた時の写真を、会えたお母さんたちに渡す山本さん。手作りフレーム入り。

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