みんなの食堂 みどりのにわ

掲載日:2019年05月27日

場所
大阪市平野区加美南1-2-27
スーパーサンコー加美店 グリーンテラス3F カフェ サリュ
開催日
毎月第2・4月曜日 17時半~19時半
参加料
小学生以下:無料 / 中学生:300円 / 大人:500円
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池田  志津子さん

代表:池田 志津子さん

カフェ サリュ 店主

わがまちの*子ども食堂訪問記
みんなの食堂 みどりのにわ

 加美(かみ)地域にある1階にスーパーも入る商業施設の3階に上がると、屋上ガーデンの一角にその食堂がある。緑に囲まれた場所は昼間はカフェということもあり、設備には困らない。ランチを提供しながらその日の子ども食堂の仕込みもこなす池田さん。今は調理ボランティアさんが5人と、受付などを引き受ける池田さんのご主人で切り盛り。配膳や子どもたちの話し相手には、学生ボランティアも来てくれるそうだ。 「以前は参加者が40人超えるとフーフー言っていたけど、今は60人くらいなら平気になりました(笑)」と笑顔ものぞかせる。
 17時を過ぎると子どもたちだけの集団がやって来る。準備が整うまで、広い屋上ガーデンで遊びながら(走り回りながら)待つのが定番らしい。メニューは毎回2種類あり、この日はカレー(サラダ・おかず付き)と、具だくさんにゅうめん(いなり付き)。CO・OPたこ焼きを揚げたものやヨーグルトなど、パルコープから届けた食材も有効活用されていた。
 参加者に聞くと「8年前カフェがオープンした頃から来ていて、子ども食堂を始めるからよかったらどうぞと聞いてこちらにも来るようになりました。実家もコープをしているので慣れ親しんだ食材も出てきて嬉しい」。

みんなの食堂 みどりのにわ

主人も『こりゃやらなあかん』

 「テレビで子ども食堂のことを知ったのがきっかけでした」と池田さん。「たまたま2度続けて見て、ショックでした。その時は東京の子ども食堂のことだったんですが、『もしかしたらここにも困っている子たちがいてるのかな、いるんだったら私がしないと!』と思ったんです。そのことを主人に話したら、最初はどちらかと言うと反対だったのに、区役所や近隣の小学校に聞きに行ってくれて、朝ごはんを食べていない子や、1人で食べている子がいると聞いて、主人も『こりゃやらなあかんぞ!』となったんです。当時、平野区の中でも加美地域にはまだ子ども食堂がなかったので、ぜひと区役所からも言われました。そして、同じ平野区で先行してやっておられた「あずきちゃん食堂」に見学に行かせていただいたりもして、2017年7月にスタートしました。
 私はもともとここでカフェをしているので、場所には困りませんでしたね。食材は、生協さんからいただく以外に、下のスーパーで買い足したり、お肉屋さんから安く提供していただいたり、お米や野菜をたまにいただいたりする中でやりくりしています。資金は、大人の方からいただく参加費でまかなっています。

 宣伝は、スーパーやカフェの前にチラシを貼るくらいで特にしていません。ここは口コミや子どもたちが誘い合って来ることが多いです。やっていく中で、遠巻きにですが、両親がそろっている訳ではないんだろうなとか、何となしに感じる場面はあります。主人も手伝ってくれて、人様の子とか関係なしに注意する時もあって私はハラハラするんですが、それでも変わらず来てくれるんですよね。グループの友達でケンカして1人だけ後から泣きながらでも来るってこともあります。帰っても1人なんかな、それだけ必要とされているのかなって思います。
 今は、ここを広く大勢の人が気軽に来られる場所にしています。そんな場所なら、長くやっていればいつか必要とされている子も来てくれるんちゃうかな…と思ってやっていますね」。とりあえず今は続けることで精一杯。理想は、町に子ども食堂が数か所あって、たまにお母さんも気兼ねなく家事から解放される場があるのが当たり前になればいいなと。それと、ここは私が倒れてしまったら終わってしまうんですよね。最初は夫婦2人だけでやろうと考えていたんですが、毎回たくさん来てくれるので、ボランティアさんのお手伝いがなければやっていけません。将来的には、賛同してくれる人たちと、もしものことがあってもどこかでできる状態をつくれたら…それまでは、受け入れられるように続けていくことがまず第一と考えています。

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