こども食堂&ママ’s おしゃべりカフェ

掲載日:2020年03月30日

場所
大阪市浪速区塩草2-2-31 大阪きづがわ医療福祉生協内
開催日
毎月第3土曜日 12:00~14:00
参加料
子ども:無料 / 大人:300円
  • こども食堂&ママ’s おしゃべりカフェ
スタッフのみなさん

スタッフのみなさん

わがまちの*子ども食堂訪問記 わがまちの*子ども食堂訪問記
こども食堂&ママ’s おしゃべりカフェ

 大阪きづがわ医療福祉生協の本部ビル1階にある地域交流センター「なにわ晴ればれ」で開催されるこの子ども食堂は、大人も多く来る。毎回来られている近所の年配の方からは、ゆったりした時間を過ごせていると喜ばれている。顔なじみになっている子どもたちと昼食を食べながら会話することも、元気をもらえることだろう。
 ボランティアスタッフは今は3人で20~30食ほどを用意する。この日は、カレーライスと味噌そぼろ添えサラダ。具だくさんのカレーに「おかわり!」と子どもたちが自分でよそいにいく様子が微笑ましい。
 運営にたずさわる山本さんに、パルコープから届く食材では飲料やお菓子などが助かっていると聞いた。「それと、調味料のべんり酢は使い勝手が良くて、夏場に大根漬けなど重宝したし、お肉を炒める時に使うと柔らかくなって冷めても硬くならないのよ」。

こども食堂&ママ’s おしゃべりカフェ
こども食堂&ママ’s おしゃべりカフェ

お母さんもゆっくりおしゃべりして欲しい

 山本さんにお話をうかがいました。「私は、2012年からここきづがわ医療生協本部のパート職員として働いています。1階部分の「なにわ晴ればれ」では、お食事会をはじめ、組合員さん地域の方の交流の場として開放してきました。2016年頃から全国的に子ども食堂のとりくみが話題となり、テレビや新聞で取り上げられているのをよく目にするように。この地域も例外ではないなと。
 私たちはそれまでご年配の方々を対象としたお食事会を長くやってきましたが、子どもたちにも範囲を広げようと当協の組合員理事(当時、浪速支部の支部役員)が最初に立ちあがりました。とは言え最初はどうしたらいいか、何から始めたらいいかも分かりませんでした。とにかく地域の皆さんに知ってもらうため、ビラを撒いたりしながらお食事会のノウハウを活かしやってみることに。
 それから早3年。子ども食堂として始めましたが、今では老若男女関係なく利用されています。ここの名前を『子ども食堂&ママ’s おしゃべりカフェ』にしたのは、子どもだけでなくお母さんもここへ来てゆっくりおしゃべりして欲しいから。また、小学生以上は子どもだけでもOKにしているので、その間お母さんは家でゆっくりしてもらえます。昼休みの時間帯は上の事務所で働く職員も降りてきてご飯を食べるので、いろんな世代で和気あいあいとした雰囲気ですよ。ご飯を食べた後は折り紙教室をしてみたり、年に1回は自分たちでデコケーキやお好み焼などを手作りしてみたり、その時来る子どもたちに合わせて楽しいこともできるよう努めています。
 先日、近くに引っ越して来られた親子(父子)が表の看板を見て来てくれたことがありました。「以前浪速区に住んでいてまた戻ってきました。良いことをされているなあと思いました。買い物に行く途中なんです」ということでした。それから、いつも2000円の募金をくださる匿名希望のご近所さんがおられたり、たまにお野菜をくださる方がいたり。有難いですし見守っていただき嬉しい限りです。そういった地域の皆さんの声や見守りを励みに頑張っています。パルコープさんからいただく食材も本当に助かっています。冷凍のおかずで数が半端はものは、ためておいて困った時に使わせてもらっています。  ここは、食べられるだけでなく、組合員さん・地域の方々が集う居場所です。長い目で見て、“ここにある”ってことが大事。子ども食堂の方も、無理のない範囲で楽しみながら続けていきたいなと思います」。

こども食堂&ママ’s おしゃべりカフェ
こども食堂応援募金