ハートフレンド

掲載日:2019年07月29日

場所
大阪市東住吉区桑津5-13-48
開催日
参加料
①てらこやわいわいクッキング:毎月第2・4木曜日 17:00~20:00/無料
②みんなカフェ:毎月第1土曜日 10:00~12:00/1人 100円
※どれも登録制で現在は募集なし
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徳谷 章子さん

代表:徳谷 章子さん

わがまちの*子ども食堂訪問記
ハートフレンド

 パルコープエリアにある「子ども食堂」を訪問し、活動の様子や運営されている方の思いなどをご紹介します。
 今回は、東住吉区にある「ハートフレンド」さんです。

 「てらこやわいわいクッキング」には、小学校高学年と中学生の7名が集まってくる。うかがった4時過ぎには子どもたちが手際よく調理していて、聞くと家でもご飯を作ることがあるという。昨年までは大人の調理員が来て作っていたが、今年から方針を変えて子ども主体に調理できるようにしたそう。この日は焼きそばなど、生協から届けた食材を使ったメニューを6時から「いただきます」。その後はファミリーゲームや怖い話など楽しいひとときを過ごした。参加者の中には学校には行きにくいが、ここへ来て食事を一緒に食べる事が心の拠り所になっている子もいると聞いた。
 一方、土曜日の昼間に行われる「みんなカフェ」。この日集まった14名の子どもたちは宿題をする子、折り紙をする子などに分かれて1時間ほどの時間を過ごしてから昼食を食べる。ご飯と味噌汁というシンプルなメニューは子どもたちに好評で、お茶碗に盛ったご飯を自分でにぎって食べるのが定番になっているそう。おまけでCO・OPの冷凍たこ焼きも出されていた。
 食後のじゃんけん大会の後に、この日の感想を書く時間が設けられていた。文字にすることは記録に残すこと以外にも、子ども自身のチカラにもなっていく。

ハートフレンド

子どもの生きる力を育みたい

 代表の徳谷さんにお話しを聞きました。「『ハートフレンド』というのは2003年に地域のこども会から生まれたNPO法人です。親として『子どもの生きる力を育みたい、そんな居場所をつくりたい』という願いから15名の母親が集まり活動を始めました。最初は小さな活動でしたが、子どもたちの気持ち、親の気持ち、乳幼児の親の気持ち、高齢者の気持ち、様々な方々の思いを紡いでいくうちに、今のような様々な活動へと広がっていきました。
 昔は「こども会」が地域の子どもの居場所でしたよね。ですがなかなか定時定点活動ができないという問題がありました。子どもの育ちがもっと見えるような、子育てに困った時には駆け込めるような拠点となる場が欲しいと考え、活動場所をめぐって地域一丸となり行政に申し入れすることもありました。今こうして活動できるのは、地域の方々や立場の違う方々の理解と応援があってこそなのです。
 私たちは、子どもに「生きる力」を自ら育んでほしいという想いから、「子どもが主人公になる居場所」を創ってきました。そのカタチとして『てらこや(週5日の学習支援)』『てらこやワイワイクッキング』『みんなカフェ』『ひすみカフェ(2019年5月~)』の4つがあります。 学習支援となる「てらこや」は、活動開始当初の2003年から実施してきました(平日午後4時~6時)。この「てらこやワイワイクッキング」は、ご飯を一緒に食べて遊べる場(登録制)として2017年~スタート。 「てらこや」で、学校に行きづらくなっている子どもの保護者から相談を受けることが増えてきて、相談を受けた子どもたちの居場所づくりになればと思ったのです。不登校の理由は「わからない」がほとんど。なんとなく教室にいるのが息苦しい、他の友達とコミュニケーションがうまくとれない、人目が気になる、人と関わるのがしんどいといった声が多いです。その背景には、隣近所とのつながりが少ないこともあるのではと私は考えます。最初の頃は、子ども同士の関わりが少なかったのですが、だんだん声をかけあって遊べるようになり、自然とお手伝いをしてくれる子も増えました。ここでの大人たちは、「当たり前」のことを「当たり前」と思わずに、ささいなことでも「褒める」ことを大事にしています。他人に褒められる体験を通して自分でできることを増やしていく。そうしてこの2年間で、少しずつですが自分自身を表現できる力や自信を持て、学校に行ける子どもも増えています。
 さらに、2018年~は新たに誰もが参加できる「みんなカフェ」を開設しました。食育もかねて自宅でもできる簡単なご飯を作り、食べて、遊びます。アンケートをとると、意外にも“おにぎり”が好評だったので、今日も自分たちでおにぎりをにぎってもらいました。

大人も子どもも互いに支え合える町づくりへ

 もともと子どもたちのためにと始めた活動ですが、ハートフレンドを運営するようになって、子どもを中心にした活動は、地域の大人や団体にも関係をつないでくれることがわかりました。子どもたちが、そこに集う大人も元気にしてくれています。いつかここで過ごした子がハートフレンドを支える立場になって戻ってきてくれたら嬉しいですね。そのためには、まず継続させていかなければなりません。また、つらい時に駆け込める入口をもっと私たちが広げていき、日々の生活の中で、大人も子どもも誰もが互いに支え合える、そんな町づくりが、活動を通じてつくっていけたらと願っています」。

こども食堂応援募金