検査室からのお知らせ

2025年2月度 バナナの変色

バナナが黒くなっている

低温や高温による変色、衝撃による変色

 バナナは高温や低温に敏感で、かつ衝撃などに弱いデリケートな果物です。高温や低温の影響、衝撃を受けると皮や中身が黒く変色します。

≪バナナを保存する時のポイント≫

①バナナを保存する際の最適温度は15℃~20℃です。
 直射日光に当たらない、風通しのよい場所で保存しましょう。

②バナナは13.5℃以下のところに置くと熟成が止まり、皮が黒ずんでしまいます。
 寒い時期は暖かい室内で保存しましょう。

③暑い時期は皮の色は黒くなりますが、冷蔵庫の野菜室で保存するのも一つの方法です。野菜室に入れるときは、お好みの熟度になったバナナを新聞紙に包み、ビニール袋に入れて保存しましょう。

☆バナナの豆知識☆

 バナナは、海外からの害虫が日本に入り込まないよう“青い状態”で輸入されます。港で様々な検査を行い、合格したものを「室(ムロ)」と呼ばれる加工室に入れ、一定期間置いて追熟させます。追熟を行うことで、食べごろの黄色いバナナにしています。

【商品検査のとりくみ】商品検査数 1160件(計画比111.9%)

〈2月度検査状況(25.1.21~25.2.20)〉

検査の種類 検査件数 注意品 内容と結果
微生物検査 866 1 注意品は品質上の問題はありませんでしたが、製造メーカーへ原因調査・対策化を要請のうえ再検査を実施し、商品回収・人体危害にかかわる不適合がないことを確認しました。
残留農薬検査 39 なし 問題ありませんでした。
理化学検査 159 なし 問題ありませんでした。
残留放射能
(放射性物質)検査
17 なし 生鮮・一般食品を検査し、全て検出はありませんでした
(検出限界値は各20ベクレル/㎏)。
輸入食肉検査 13 なし 問題ありませんでした。

その他

※店舗・福祉施設の設備の衛生検査など

66 なし 問題ありませんでした。

【商品の相談受付状況】71件

  • 人体危害(腹痛下痢、スキントラブルなど)での、複数発生商品はありませんでした。

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