検査室からのお知らせ

2025年1月度 オリジナルバナナ ぱるな(フィリピン)

害虫の影響により、やむを得ず殺虫剤を使用することとなりました

 オリジナルバナナ「ぱるな」は、殺虫剤不使用でお届けしておりますが、園地では昨年のエルニーニョ現象の影響を受け害虫である「カイガラムシ」が大量発生しバナナに影響を与え、廃棄率が11%と通常の倍以上の状況になっています。
 そのため、今年2月4回のお届け分より、やむを得ず「3成分」の殺虫剤を使用することとなりました。

≪商品検査室としての活動につきまして≫

(1)産地点検の実施

 ①園地にて「カイガラムシ」によるバナナへの影響を確認しました。
 ②今回使用する3成分は日本でも登録があり、ルール通りの使用では人体に影響がないことを確認しました。
 ③農薬は根元に使用しバナナには散布しないことを確認し、管理手順も適切であることを確認しました。

(2)残留農薬検査について

 商品検査室の理化学検査グループでは、2月4回の企画にあわせて、3成分の残留農薬検査を実施し、農薬の使用状況を確認いたします。

【商品検査のとりくみ】商品検査数 898件(計画比109.5%)

〈1月度検査状況(24.12.21~25.1.20)〉

検査の種類 検査件数 注意品 内容と結果
微生物検査 637 1 注意品は品質上の問題はありませんでしたが、製造メーカーへ原因調査・対策化を要請のうえ再検査を実施し、商品回収・人体危害にかかわる不適合がないことを確認しました。
残留農薬検査 46 なし 問題ありませんでした。
理化学検査 155 なし 問題ありませんでした。
残留放射能
(放射性物質)検査
15 なし 生鮮・一般食品を検査し、全て検出はありませんでした
(検出限界値は各20ベクレル/㎏)。
輸入食肉検査 12 なし 問題ありませんでした。

その他

※店舗・福祉施設の設備の衛生検査など

33 なし 問題ありませんでした。

【商品の相談受付状況】49件

  • 人体危害(腹痛下痢、スキントラブルなど)での、複数発生商品はありませんでした。

> バックナンバーを見る