オリジナルバナナ「ぱるな」は、殺虫剤不使用でお届けしておりますが、園地では昨年のエルニーニョ現象の影響を受け害虫である「カイガラムシ」が大量発生しバナナに影響を与え、廃棄率が11%と通常の倍以上の状況になっています。
そのため、今年2月4回のお届け分より、やむを得ず「3成分」の殺虫剤を使用することとなりました。
(1)産地点検の実施
①園地にて「カイガラムシ」によるバナナへの影響を確認しました。
②今回使用する3成分は日本でも登録があり、ルール通りの使用では人体に影響がないことを確認しました。
③農薬は根元に使用しバナナには散布しないことを確認し、管理手順も適切であることを確認しました。
(2)残留農薬検査について
商品検査室の理化学検査グループでは、2月4回の企画にあわせて、3成分の残留農薬検査を実施し、農薬の使用状況を確認いたします。
〈1月度検査状況(24.12.21~25.1.20)〉
検査の種類 | 検査件数 | 注意品 | 内容と結果 |
---|---|---|---|
微生物検査 | 637 | 1 | 注意品は品質上の問題はありませんでしたが、製造メーカーへ原因調査・対策化を要請のうえ再検査を実施し、商品回収・人体危害にかかわる不適合がないことを確認しました。 |
残留農薬検査 | 46 | なし | 問題ありませんでした。 |
理化学検査 | 155 | なし | 問題ありませんでした。 |
残留放射能 (放射性物質)検査 |
15 | なし | 生鮮・一般食品を検査し、全て検出はありませんでした (検出限界値は各20ベクレル/㎏)。 |
輸入食肉検査 | 12 | なし | 問題ありませんでした。 |
その他 ※店舗・福祉施設の設備の衛生検査など |
33 | なし | 問題ありませんでした。 |